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テイルズオブ転生者ネタ「サーヴァントドミネイター爆誕」
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も名を(一部で)知られていた????SFC、PSゲーム、テイルズ・オブ・ファンタジアのラスボス、ダオスとして。





 やっぱつええな、クレス・アルベインたち。さすがは、主人公。
 ああ、俺……死ぬんだな。
 精霊マーテルよ! 俺は死んでも構わない。だから、どうかどうか、大いなる実りを俺の故郷に、デリス・カーラーンに届けてくれ!
 頼む!!!! …………まさか、だめ、なのか。

 これは、クレス・アルベイン!? お前たちまで、デリス・カーラーンのために祈ってくれるというのか。俺のために泣いてくれるというのか!  ああ、お前たちこそ本当の勇者だ。
 おお、マーテルよ! これこそが大いなる実り。
 俺の亡骸といっしょに母なる星へ届けてくれるというのか。
 ……ありがとう。ありがとう。

 父ちゃん、母ちゃん、みんな。どうか、元気、で……来世があるならば、今度こそ……誰にも迷惑をかけずに、人の役に立ちた……い、な。

(その願いききいれました)

「閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。
 繰り返すつどに五度。
 ただ、満たされる刻を破却する」

 ん? 身体が引っ張られていく!? なんかいろんな知識が流れ込んでくる。
 は、聖杯戦争? ……ハアッ!?

 そして、俺は轟音とともにマスターの家に墜落。
 ドミネイターとして新たな生を受けたのだった。いきなり死ぬかと思った。





「ダオス? 聞いたことのない英霊ね。それに、デリス・カーラーンって何よ」
「私の正体を一言でいえば、異世界の魔王だな」
「何馬鹿なこといってるの。いまはふざけないでくれる?」
「ふざけてなどいないのだが」


 遠坂凛は混乱していた。
 自分のことを異世界の魔王だと抜かすなど、脳みそ沸いてるんじゃないの。
 しかし、ドミネイターは至って真面目な様子だった。
 異世界とやらについて問い詰めてみると、理路整然と答えが返ってきた。
 デリス・カーラーンとは彼の母星であり、滅亡を回避するため単身アセリアという星に旅立ったらしい。
 アセリアでの出来事に関しては口をつぐまれたが。
 魔王と呼ばれるほどのこと仕出かしたのだ。答えたくはあるまい。
 死にかけだったのは、異世界の勇者との最終決戦に敗れたところに召喚されたから。
 確かに辻褄はあっている。


「オーケー、とりあえずあなたの話、信じてあげる。でも何か証拠になるようなものはないの?」
「ならこれはどうだ―――――<タイム・ストップ>」
「消えた?」
「これで信じてくれるかね」

 うひゃあ、と淑女にあるまじき悲鳴を上げて凛は振り返った。
 そこには目の前にいたはずのドミネイターがいた。
 転移魔法、確かにさすが神
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