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NARUTO日向ネジ短篇
【手負いのバースデー】
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事があっても、今はまた、私達を守ってくれている……。私は、そんなネジ兄さんを逆に守りたいのに、なかなか傍に居られなくて……悔しいんです。いつまた、サスケ君を奪還しに行った時のような重傷を負ってしまうか───私の知らない所で、どうにかなってしまうんじゃないかって考えると、怖いの」

「……そうならないよう善処はします。あなたを泣かせるのは、不本意ですから」

「その通りだよ兄さま、勝手にどうにかなったりしたら、わたしが許さないんだからねっ。……あ、兄さまおととい誕生日だったでしょ! 遅れちゃったけど、プレゼント───」

 ハナビの言葉で、ナルトは妙な思い付きをした。

「お? ネジ誕生日だったんだな! よっしゃ、オレが特別に祝ってやるってばよッ! わりぃけどみんな、ベッドの周りからちょっと離れてくんねぇ? んじゃ、行くぜぇ……お色気・ハーレムの術!!」

 病室内に、突如白煙と共に多数のビキニ姿の美女達が現れた。


『『ネジく〜〜ん、お誕生日、おっめでとぉ〜〜♪』』


 ベッド周りを囲んで皆それぞれ挑発的なポージングと甘ったるい声音をかますが、当のネジはしかめっ面をするばかりでちっとも嬉しそうではない。

「・・・・・」

『───あ、やべ、ネジには効かねーんだっけ??』

「それなら、アレはどうだいナルト。僕も手伝うよ」

 そこでサイも加わり、何かやらかそうとしだす。

『おっしゃ! 密かに修行してるやつ見せてやるってばよッ、行くぞサイ! お色気・逆ハーレムの術!!』

 ……先程とは逆に、ハダカ同然のイケメン達が誘い込むような手を差し伸べ現れた。その中には、ハダカになっている以外特に変化もしていない笑顔のサイが混じっている。


『『誕生日、おめでとうネジ…! ボクらと一緒に、お祝いしよう……!!』』


「わ〜、なにこれ〜」

「だっ、ダメだよハナビ! あなたにはまだ早いから、見ちゃダメ……?!」

 慌てて妹の目元を手で隠し、自分も目のやり場に困って目をぎゅっとつむるヒナタ。

───ネジの方は、さっきよりも眉間にシワを深めている。

「アレ、おっかしいな? この術、強い奴に結構効くハズなんだけどよ。じゃあ、アレか? 女の子同士の術で、サクラちゃんとヒナタに変化───」

「今度は何やらかそうとしてんのよ、アンタはっ!!」

 いったん術を解き、次の術を出そうとしたナルトをドついてやめさせるサクラ。

「……残念、出来れば僕はナルトと一緒に男の子同士の術を」

「アンタもおかしな事シレッと言ってんじゃないわよ! てゆうかそれ、術じゃなくても出来───ってそういう問題じゃないっての!?」

 思わず言ってしまった事を誤魔化すように、サクラはサイ
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