【ネジおじさんと露天風呂】
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実際義弟にしても同じか」
「にしてもおじさん髪長いよなぁ。ヒアシのじぃちゃんもだけど……いつから長かったんだってばさ?」
ボルトの疑問に、先にナルトが答えた。
「下忍の頃から長かったよな、ネジ?」
「……アカデミーに入る以前からだぞ」
「───まさかネジ、お前生まれた時からサラッサラのロン毛だったのか!?」
ナルトが想像するに、生まれたてで顔面を覆うほどの長髪が、サドコ並みの恐怖感を覚えて思わず身震いした。
「そんなわけあるか。…ただ、生まれてこのかた伸びた髪を短くバッサリ切った事がないだけだと思うが」
「う〜ん、おれも髪伸ばしてみよっかな…?」
「ボルト、どうせならオレみてぇに短く刈り込んでみたらどうだッ?」
「はぁ? 坊主頭に近くなるだけじゃん! おれハゲる気ねーもん」
「父ちゃんはハゲてきてるわけじゃねーってばよ! 必要最小限にしてるだけだッ。あ〜、けど最近伸びが悪ぃんだよな……。ヒアシのじぃさんは未だにサラサラ伸びてんのに、オレってばこの先自信無くなってきた」
ガックリ肩を落とすナルトを励ますように、ネジは背中をパシパシ軽く叩いてやった。
「まぁそう気を落とすな。来るべき時が来たら、頭髪だけ変化させ続けたらどうだ」
「オマエそれ慰めになってねーだろッ! ───まさかネジもヒアシのじぃさんもそうしてんのか? だからいつだって髪サラッサラなのか…! 納得だってばよッ」
「おいナルト、勝手に納得するな。地毛に決まっているだろう…!」
───体と頭を洗ってサッパリした上で、三人は改めて露天風呂に浸かった。
「白眼の透視能力って…、色々見えちゃうんだろっ? だからおじさんってやっぱ、オンナ風呂のぞいたことあ」
「るわけないだろう」
ボルトの露骨な問いに、ネジはしかめ面で返すが、ナルトがある指摘をする。
「いや、けどアレじゃね? お前…、オレとヒナタが結婚するずっと前から日向家にヒナタと居た時間あったわけだし、ヒナタが風呂ってようが修行中だろうがチャンスはいくらでも───」
「だよな〜、見てるよな〜? 透視能力持ってるオトコが見ないわけないってばさっ。あ〜ぁ、おれも白眼だったらよかったのになぁ…」
女湯のある方向を透視も出来ないのに目を凝らしてみるボルト。
「───白眼をそのように使うものだと思っているなら俺が許さんぞボルト」
「ひぇっ、おれを白眼で見てどーすんだってばさおじさん…?!」
カチンときたネジは動脈を露にして睨み、ボルトは思わず大事な部分を隠した。
「…いや、オマエ既にまっぱだし、それに隠しても意味ねぇってばよ」
「あ、そうだったってばさ」
「つーか、もしかしたら
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