448部分:第六十二話 マチュピチュへその六
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第六十二話 マチュピチュへその六
「よく来たな、アテナの聖闘士達よ」
「サタナキアか」
「暫く振りだな、スコーピオン」
サリアは不敵に笑ってミロに応えたのだった。
「元気そうで何よりだ。それにだ」
「私か」
「サジタリアスまでいるとはな」
彼は今度はアイオロスに顔を向けて述べた。
「いいことだ。こちらとしても一度に出て来た方がいい」
「そうか。私もいていいのだな」
「貴様も倒しておかなければならない男だ」
まさにそれだというのである。
「黄金聖闘士こそ聖域の象徴なのだからな」
「そうか。それではだ」
その言葉を受けて返すアイオロスだった。
「はじめるとするか」
「いいだろう。出て来るのだ」
「はっ、サリア様」
「それでは」
彼の左右にあの九人の狂闘士達が姿を現わしてきた。そのうえでミロ達を見据える。
「スコーピオン、そしてサジタリアスよ」
「覚悟はいいな」
「ここで貴様を倒す」
こう言うのだった。
「いいな、ここでだ」
「倒させてもらう」
そう言ってであった。それぞれ身構える。そうしてだった。
サリアがまた彼等を見据えて。そのうえで言ってきたのだった。
「聖衣を着けろ」
「聖衣をか」
「まさか着けぬというわけではあるまい」
このことを問うたのだった。今度は。
「戦うのならば」
「如何にも」
ミロが彼の言葉に答えた。
「その通りだ。その時を待つというのか」
「聖衣を身に着けぬ貴様達なぞ戦う価値もない」
サリアはこう返すのだった。
「我等も戦衣を見に着けているのだからな」
「だからか」
「そうだ。早く着けるのだ」
戦衣の赤い禍々しい輝きを見せながらの言葉だった。
「いいな」
「わかった。それではだ」
「そうさせてもらおう」
ミロだけでなくアイオロスがそれに応えたのだった。
「今すぐにだ」
「ここに来るのだ、聖衣よ」
そう言うとだった。それぞれの聖衣が宙に現れ。そのうえで分かれた。すぐに彼等の身体をその聖衣が身を包んでいくのであった。
「これでいいな」
「戦う資格があるな」
「いいだろう」
サリアはミロ達がそれぞれの聖衣を身にまとったのを見てまた述べた。
「それではだ。戦わせてもらおう」
「よし、それではだ」
「インプ達よ。御前達も出るのだ」
「御前達も戦いに加わるといい」
こう言うのだった。
「聖闘士達との戦いにだ」
「加わるのだ」
「はっ、その言葉待っておりました」
「有り難き幸せ」
その言葉と共に十人の狂闘士達の後ろに彼等が出て来た。まるで影の様に急に。
「それでは我等も」
「御相伴に預からせて頂きます」
「スコーピオン、そしてサジタリアスよ」
無数のインプ達をその後ろに控えさせなが
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