暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは innocent 〜海鳴に住む鬼〜
鬼、知れ渡る
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〜明星高校 中庭〜

「……と言う訳です……はい……」

「そうですか……はぁ」

中庭のベンチで正座している俺と向き合うように立っている賢斗はため息をついた

「あのですね?先輩の行為は確かに正しいかもしれません。ですが、変に悪目立ちして今後の活動に支障が出ないとも限りません」

「はい……全くもってその通りです……」

「今後このような事があれば、下手に首を突っ込まないで運営にいち早く連絡すること……いいですか?」

「はい……」

もうどっちが後輩かわかんねぇなこれ……

「悪目立ちならもうしてるよ〜」

「「え?」」

静は先程の掲示板のページを見せた。掲示板には次々とコメントが書かれている


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

・正義の鬼、爆誕w

・鬼退治(鬼が退治されるとは言ってない)

・鬼(が)退治(する)

・つか、5対1で勝つとかあり得ねぇww砲撃殴って潰してるしww

・↑内四人はN+だから(震え声)

・↑砲撃使ったのRランクの人だったんですがそれは……

・↑ライトニングタイプは別に近接メインだし、よゆーよゆー(白目)

・見た目正義の味方と言うか、魔王みたいだけどなww

・↑おいバカやめろ退治されるぞ

以下このようなコメントが続いている
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「マジかよ……」

「仮面付けてて素顔が見えなかったのは幸いだね〜」

「素顔までばれたらますます活動に支障が出るよ」

最近は少しの情報でも、割れれば何でも分かる時代だ……恐ろしい……

「とりあえず、今週末まで様子見ですかねですかね……」

「そうだな……」

今週末までに騒ぎが収まるか、とりあえず様子見にすることにした





〜赤子庵〜

学校から帰宅し、店の手伝いを終えた俺は自分の部屋に行こうとした

「幹太〜ちょっといい〜?」

すると、お袋に呼び止められた

「どしたの?」

「さっきのお婆ちゃん。バッグを忘れてったみたいなの〜悪いけど届けてきてくれる?」

店のテーブルに小さな手下げバッグが置いてあった

「わかった、商店街の手前の家だよな?」

「そうそう、お願いね……あ!そうだ、冷蔵庫もう空なのよね〜」

それほど遠い場所ではないので歩いて行くことにした。お袋に頼まれて帰りに商店街で買い物をすることになった……






〜海鳴市 商店街〜

お婆ちゃんにバッグを無事届け終えた俺は現在、商店街で買い物をしている

「……たっくお袋め……わざと忘れてたんじゃねぇよな……」

買い終えた俺の両手には食材がパンパンに詰まったビニール袋があった

「にしても……少
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