暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
1498話
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比べるとかなり優遇されてるんだよな。
 何しろ、以前は連日数時間の戦闘は当たり前だったのだから。

「だとすれば、明日にはどの小隊が優勝するのが決まる訳だ」
「ええ。……勿論私はアルゴス小隊がイーダル小隊に勝つと信じています」

 自信に満ちた笑みを浮かべて告げる篁。
 まぁ、実際それだけの結果を見せているのだから、その言葉に反論したりは出来ないだろう。
 正直なところ、俺もアルゴス小隊はいいところまでいくとは思っていたが、それでもまさか優勝に手が届くところまでくるとは思っていなかった。
 いいところ、3位……どんなに上手くいっても準優勝くらいかと思ってただけに、今日の勝利は予想外の結果としか思えない。
 まぁ、不知火弐型の性能を考えれば、そこまで無茶って訳でもないか? けど、アルゴス小隊か。……ミネルバ隊にどこまで対抗出来るのか、楽しみだな。
 俺の中では、例えアルゴス小隊が優勝してもミネルバ隊に勝てるとは思っていない。
 お互いの間には、それだけ絶対的な戦力差があるのだから。
 それでも対抗出来るとすれば、そこにあるのは模擬戦だから……具体的にはペイント弾を使った戦いだからといったところか。
 ペイント弾であれば、MSにダメージを与えられずとも、命中判定は入るのだから。
 だが、アルゴス小隊の次に優勝の可能性が高いイーダル小隊は、アルゴス小隊よりも勝ち目はないと思う。
 幾らクリスカ達が凄腕であっても、インパルスに乗ったルナマリアに勝てるかどうかと言われれば……はっきり無理だと断言出来る為だ。
 全てが明日決まる。
 そう判断すると、俺の口元に笑みがあるのを自分でも理解出来た。
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