暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
1498話
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
コックピットにブリッジスの放った長刀の一撃により、ペイントをつけられるのだった。

『わあああああああああああああああああああああっ!』

 インフィニティーズに勝利し、篁だけではなくオペレーターまでもが歓喜の声を上げる。
 それだけ強敵だったという事なのだろう。
 にしても、インフィニティーズに勝ったか。
 そうなって欲しいとは思ってたけど、本当にそうなるとは思わなかった。

「これでアルゴス小隊は優勝に最も近い存在だな」
「はい!」

 俺の言葉に満面の笑みを見せる篁。
 その言葉通り、嬉しさが爆発している笑み。
 まぁ、ブリッジスは最近篁と仲が良かったからな。
 正直、最初はあれだけ日本人の篁を嫌っていたブリッジスが、そして日本の戦術機特性を理解せずに敵視されていた篁が、それぞれお互いを相手にしてこうまで仲が良くなるとは思わなかった。
 今では友人……いや、日本製戦術機の扱いという意味では師匠と弟子か? そんな感じであり、それでいてお互いが気になる関係という微妙なところだ。
 好きの反対は嫌いじゃなくて無関心とはよく言ったものだよな。
 結局、ブリッジスと篁はお互いを強く意識していたというのは間違いのない事実なのだろう。

「後はイーダル小隊に勝てば、優勝は間違いないのですが」

 俺と篁の話を聞いていたイブラヒムが、難しい表情で呟く。
 それを聞き、周囲でアルゴス小隊の勝利に喜んでいた者達も全員が難しい表情となる。
 当然だろう。イーダル小隊はクリスカとイーニァが乗る複座機1機だけでインフィニティーズを全滅させたのだから。
 勿論結果としてクリスカ達も撃破扱いとなったが、それでも1機で4機を撃破したのは間違いのない事実だ。
 アルゴス小隊もインフィニティーズに勝利はしたが、それは半ば運が作用した結果とも言える。
 実際にお互いの実力は拮抗していたのだから。
 だが、クリスカ達は運とかは全く関係のない、圧倒的な実力でインフィニティーズを蹂躙した。
 その力を考えると、アルゴス小隊とイーダル小隊の戦いも、あまり軽く見ることは出来ないだろうな。
 というか、イーダル小隊こそがラスボス……と思っていても仕方がない。
 正確にはブルーフラッグが終わったらラスボスとしてミネルバ隊が出て来て、それが終われば隠しボスとして俺とスレイとの対戦がある訳だが。
 それでも隠しボス戦は、優勝した小隊だけではなくブルーフラッグに参加した全ての小隊が俺達に戦いを挑むという形になる訳だが。

「イーダル小隊との戦いは、明日だったな?」
「はい。連日の戦いでブリッジス少尉達も疲れてはいるでしょうが、もう一頑張りです」

 篁が俺の言葉にそう返す。
 ……でも、今の戦術機パイロットって、俺がこの世界に来る前に
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ