マブラヴ
1498話
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う。
そこにVGが乱入しなければ、の話だが。
タリサの機体を攻撃する小隊長の機体に、VGが真っ直ぐに襲い掛かっていく。
そんなVGを牽制しようとするシャロンだったが、ステラがそれをさせない。
結局VGの動きを止める事は出来ず、小隊長はVGとタリサの2人を相手に戦いを続ける。
それでもインフィニティーズの小隊長を任されているだけはあり、VGとタリサを相手にして持ち堪えていた。
VGの機体が五体満足ではないというのは影響しているんだろうが、それでも技量は他の者達よりも上だからこそ持ち堪えられているのだろう。
だが……その戦いも、やがて終わりを告げる。
タリサの機体が突撃砲でラプターを撃墜判定としたのだが、同時にVGの機体もラプターの突撃砲で撃墜判定となった。
インフィニティーズの残りはレオンとシャロン。
アルゴス小隊の残りはブリッジス、タリサ、ステラ。
ただし、タリサの機体は中破に近い小破だ。
このままではどうなるのかと見ていると、ステラの機体とシャロンの機体が同時に撃破判定となる。
どうやらお互いに相手を狙撃して相打ちとなったらしい。
「これで2対1か」
俺の呟きが周囲に響く。
これが3対1になっていれば、ある程度の余裕は持てたのだろうが……残念ながら、アルゴス小隊の残りは2機しかいない。
「ですが、ブリッジス少尉ならきっとやってくれます」
俺の呟きに篁が反応する。
……へぇ。
不知火弐型ならやってくれるじゃなくて、ブリッジス少尉ならやってくれる、か。
ブリッジスと篁も、随分と仲良くなったよな。
「そうだな、俺としてもアルゴス小隊が勝ってくれるに越した事はない」
基本的に俺とスレイはアルゴス小隊のアドバイザーといった立場だ。
だからこそ、当然のようにアルゴス小隊が勝ってくれれば嬉しいというのは間違いない。
ミネルバ隊との戦いを見てみたいというのもあるけどな。
ともあれ、今日一番の戦いが映像モニタの中では進んでいた。
ブリッジスとタリサの2人が攻撃を仕掛け、レオンはその攻撃を回避しながら隙を窺い、反撃の一撃を放つ。
勿論ブリッジスやタリサも、その攻撃をやすやすと受けたりはしない。
建物を使って回避し、攻撃してきた隙を突くかのように反撃を行う。
ジリジリと、ジリジリとレオンは追い詰められていく。
レオンとブリッジスの技量が同じくらいだとすれば、そこにタリサというもう1人の凄腕パイロットが加わる事により、お互いの戦力差は大きく広がる。
いや、寧ろこの状況で未だに生き残っているレオンの粘り強さを褒めるべきか。
だが……それでも現状でこの状況をどうにか出来る筈もなく……やがて逆転の為の一手を行うも、それを逆手に取られて……
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