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インフィニット・ストラトス 黒龍伝説
決める蛇
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するつもりだ!!」

「事実を外に流すだけだ。教師陣が今は押さえつけているが、直訴するか生徒会長の座を奪って公表する。知っていると思うが、生徒は校則で守られるが、それはIS学園の生徒としてだけだ。帰国命令を拒否することもできるが、それをすれば祖国での立場は最悪な物になる。社会的にも経済的にも追い込まれ、代表候補生からも降ろされる。代表候補生から降ろされれば専用機も回収される。元々専用機は国の物を借用しているだけだ。これを拒否すれば国際犯罪者として国は訴えることもできる。それらを無視しても良い。最長でも学園には留年含めて5年しか居られない。国際犯罪者であれば亡命も不可能。世界を敵に回せるか?」

「回してみっ!?」

最後まで言い切らせずに織斑の顔面を掴んで力をかける。

「いつまでも子供でいられると思うな、この糞ガキが!!世界はお前が思っているよりも複雑で汚いんだよ!!自分の立場も分かっていないガキが調子乗ってんじゃねえよ!!お前が得たと思っている力も所詮は借り物!!中身が伴っていない力が何になる!!周囲への迷惑を考えたか?織斑先生を犯罪者の姉と呼ばせる覚悟は?ないんだろうが!!感情で喋ってるんじゃねえよ!!」

怒鳴りつけて、怪我だけはしないように湯の中に放り込む。全く、イッセーとは大違いのただの馬鹿だったか。念のためにテントと寝袋を隠しておいてよかった。浴衣から私服に着替えて隠しておいたテントと寝袋で一夜を過ごす。








元士郎の機嫌がかなり悪い。昨夜の露天風呂での怒鳴り声は殆どの者が聞いている。だから、皆何も言わずにそっとしている。聞いていないのは一番聞かせたかった織斑一夏の周りの者達だけ。織斑先生は聞いていたのか、苦虫を噛み潰したような顔をしている。それにあの4人は気づいていない。そのことに元士郎の堪忍袋の尾が切れた。完全に無視することに決めたのだろう。怒りが一気に霧散する。路端の石ですら利用価値を見つけ出す元士郎が完全に無視することに決めた。ろくなことにならないだろうなぁ。

専用気持ちじゃないのに篠ノ之箒がいることに騒いでいた二人を割くように空から篠ノ之博士の人参型のロケットが降ってきた。それを見て篠ノ之箒がいる理由がわかった。姉に強請ったのだろう。人の力を借りて男を得て何になるというのだろう。私の中で篠ノ之箒の評価が大きく下がる。そんなことを考えていると篠ノ之博士がこちらにやってくる。一体どういうこと?

「やあやあやあ、君達が匙元士郎と更識簪とラウラ・ボーデヴィッヒだね。私のことは知っているだろうから別に話す必要はないよね。私がこうやって君達に話しかけているのは君達のISが特殊だからだ。コアネットワークから切断され、態々別系統の通信装置なんかを積んでまでそれを隠そうとしているからだ。なん
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