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Fate / the beelzebub comes.(魔王来たりて)
第3話 拠点探索
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窓の外、電線に泊まっている無数の鴉が我の目に留まる。

・・・気に食わぬな。
鳥類風情の分際で、我を探る様な視線で見下ろすとは・・・


ニヤリ―――――

「っ!?貴様・・・鳥類風情が、我を嘲りおったな―――!!」

我は窓を乱暴に開け放ち、
王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)より射出、下等種に天誅を下すべく解き放つ。

「ククッ・・・下等種風情が、身の程を知―――――何っ!?」
我が放った宝具の(ことごと)くが交わされただと!?

Bランク程度の宝具とはいえ、鳥類風情に交わせる代物では無いのだぞ!!


フ・・・

「っ!貴様、今度は鼻で嗤いおったな―――!!」
今度は必中の概念を宿した宝具を王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)より取り出し、射出した。

「「「ギィィイィィィ!?」」」

今度は命中し、電線に泊まっていた鴉を原型の分からぬ程の肉片へと変える。

「・・・我の貴重な時間を浪費させよって・・・鳥類風情が粋がるからだ、馬鹿め!」

「「「「「カァ―――!!」」」」」

!?
「な、なんだと・・・?」

再び耳に入ってきた鳥類の嘶き・・・ふと己の周囲を見渡せば、その数を倍増させた、
先程と同じ灼眼の双眸を煌々と光らせたアノ鴉が我を見下ろしていた。

その双眸に宿るのは明確なる敵意・・・

「フ・・・ハハ・・・ハハハハハ!・・良かろう、貴様ら下等鳥類如き・・・我が肉片ひと欠片も残さず消滅させてやる!!」
我は雲霞の様に湧き出てくる下等鳥類共に、最後の鉄槌を下すべく―――

―――起きろ―――乖離剣(エア)―――
我が愛剣、乖離剣(エア)を呼び起こした。

「・・・何をしている?ギルガメッシュ。」

・・・ん?
掛けられた声に気付き己に背後を振り向けば、我が下僕、言峰綺礼が怪訝な表情を浮かべ立っていた。


















(言峰サイド)

泰山にて至福のマーボーを食し、堪能した帰り道―――――

うん?
妙に教会の前が騒がしい・・・?

それにこの魔力は――――

「ギルガメッシュか・・・?一体何をやっているのだ?」

私が教会の敷地に入ると、怒り心頭なギルガメッシュが、乖離剣(エア)を取り出していた。

「・・・何をしている?ギルガメッシュ。」

しかも、既に発射体制に入っている。

「何をやっているのだ!?」
私は慌ててギルガメッシュの背後に回り、羽交い締めにする事で何とか奴を止める。

「離せ言峰!!あの下等鳥類どもを殲滅せねばならん!!離さんか――――――!!」

「下等鳥類だと・・・?何者かの使い魔・・か?」
ギルガメッシュの視線を
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