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ULTRASEVEN AX 〜太正櫻と赤き血潮の戦士〜
第参話 新隊長,大神一郎
3-1 敵の名は黒之巣会
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ば、いいだろう。叉丹、お前の失態も不問にしてやる。その代わり、次の奴らとの戦に適任の駒を用意し、我々の『魔装機兵』の調整と急げ」
「御意…」
「ミロク、羅刹。貴様には『六破星降魔陣』に必要な楔を打ってもらう。そして、我らが真の根拠地の復活に邪魔な封印を解く準備を整えるのだ。
すでに最初の封印の石は刹那が壊しておいてある。さぁ、行くのだ!」
「「「はは!」」」
死天王たちはそれぞれ命令を受け、天海の前から去り始める。
そんな中、叉丹は頭の中で、作戦のためにどのように己のみを振るうかを考えていた。
(俺としたことが、『奴』を殺すことに集中し過ぎたか。だが…いずれ必ず…)
赤い巨人…ジンへの殺意を胸に、叉丹は動き出した。
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