ウルトラマンダイナ
最終章T 東京壊滅
最終章T 東京壊滅-3
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真姫「何でかしら……頭が痛いわ……」
眉間にシワを寄せ、こめかみを押さえる真姫
そんな彼女の耳にクラスメイトの奇妙な会話が聞こえてくる
「何これ」
「どうしたん?」
「何か今町中で変な怪人みたいなのが出てるらしいよ」
「なにそれ怖い」
「超ブレてるけど…これ画像」
「ん〜半魚人?わっかんねぇなこれ」
「しかも近所」
「ウソ、ここ大丈夫なの?」
「さぁ?」
話の内容は、今異常なまでの豪雨に見舞われている東京の一部に得体の知れない半魚人のような怪人が現れ人を襲ったり物を壊したりと被害を出しているというものだった
真姫(……行った方がいいのかしら)
ダイナ『それは多分ディゴンだ』
真姫(ディゴン?)
ダイナが言った名前、当然真姫は聞いたことがない
ダイナ『前に俺がいた宇宙で戦った怪人だが、それほど強くはなかった、G.I.Aのメンバーも対応しているようだし俺達が行く必要は今はないかな』
真姫(そう…)
真姫がダイナの説明に納得し安堵したとき、窓際に座っていた生徒が悲鳴をあげた
「どうしたの!?」
「校庭に怪人が?」
真姫「えっ!?」
クラスメイトの言葉に急いで窓に駆け寄る真姫
そこに広がっていたのは大量のディゴンの姿だった
真姫「なんて数……?」
無数の怪人に阿鼻叫喚の渦に呑まれる生徒達、そこに校内放送が流れる
「全校生徒に連絡します?廊下にいる生徒は近くの教室に入りなさい?自分のクラスじゃなくてもいいから直ぐに?教室にいる生徒はまだ外にいる生徒を中に入れなさい?そして机や椅子でドアを塞ぎなさい?怪人が入れないように?」
先生の誰かだろう、切羽詰まった様子で全校生徒に呼び掛ける
「今G.I.Aの人達が学校に向かっています?到着するまで何とか持ちこたえて?」
そこで放送がきれてしまった
それと同時に近くの教室、無論この教室でも近くの生徒を呼び入れる声が入り乱れた
真姫「…?凛?花陽?」
「ちょ、西木野さん!?どこ行くの!?」
そこで真姫は二人がトイレにいっていた事を思い出し、二人のもとへ走り出した
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