マブラヴ
1497話
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てタリサのイーダル小隊に対する印象は悪い。
ステラも出身国の関係でソ連を嫌っているのを考えれば、アルゴス小隊とイーダル小隊の相性は最悪なのだろう。
それでいながら、ブリッジスはクリスカと話しているし、イーニァにも懐かれている。
それが余計にタリサやステラの感情を逆撫でしているといったところか。
また、タリサが言っているのは決して相性の悪さからの話だけではない。
何故なら、今タリサが口にしたように、イーダル小隊はスカーレットツインだけが戦闘に参加しているのだから。
勿論形としての小隊メンバーは他に3機いる。
だが、実際に戦闘をしているのは、スカーレットツイン……クリスカとイーニァの2人だけな訳だ。
それでいながら、今まで戦えば全勝――不戦敗が1つあるが――というのは、それだけクリスカとイーニァの強さを示している。
だが、その強さもこのプロミネンス計画に参加している小隊の中では最上級の力を持っているインフィニティーズを相手にどうにか出来る程かと言われると……少し厳しい。
ただ、個人的には他の3機もそれなりにやる気を出してもおかしくはないと思うんだけどな。
シャドウミラーとソ連というのは、今までの経過を考えて色々と仲が悪い。
それこそ、タリサやステラと比べても仲が悪いと言ってもいい。
それだけに、当然BETAの死骸を使った取引も、他の国々に比べると少なくなっている訳で……つまり、BETAの死骸と引き替えに得られる資源も少ない。
ソ連というのは、国土や住人の数で考えればかなりのものだ。
そうなると資源とかの消耗は必須な訳で……優勝賞品は喉から手が出る程に欲しいだろう。
勿論他の国だって資源は幾らあっても足りないのだから、欲しくない訳ではない。
だが、ソ連はそんな他の国々以上に資源を欲している訳で……
「うおっ、いきなりラプターが落とされたぞ!?」
タリサの驚愕の声が周囲に響く。
そう、スカーレットツインの機体が、試合開始1分もしないうちにラプターを1機落としたのだ。
……まぁ、ラプターの最大の売りのステルスが殆ど通用していないようだしな。
どうしたって、マブラヴ世界の技術とホワイトスター経由で入ってきた他の世界の技術では大きく異なる。
そうなれば、必要になってくるのはあくまでも個人の操縦技術。
いや、チームプレイも重要になってくるのか。
ただ、スカーレットツイン……クリスカ達の場合は、あくまでも個人の動きでラプターを撃破している。
だが、幾らクリスカ達であっても、インフィニティーズを相手にして楽に勝てる筈もない。
「あ」
その言葉を発したのは、タリサ。
意外な事に、クリスカ達が被弾したのを見てそんな声を漏らしたのだ。
てっきり嫌ってばか
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