マブラヴ
1497話
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国とは言わないが、いつもいつも苦労を掛ける。
大東亜連合の中でも、その国以外の国には取引の際に多少色を付けてやった方がいいだろうな。
そんな風にブルーフラッグが進んでいる中、俺とスレイの機体もしっかりと模擬戦仕様に改修され、既に空間倉庫の中に入っている。
……ちなみに、優勝したチームがミネルバ隊と戦うという話は既に公表されており、かなり評判になっていた。
それでいながら、ミネルバ隊との模擬戦が終わった後でシャドウミラーがラスボスとして出現するというのは、まだ各チームの指揮官にしか知らされていない。
当然その情報はブルーフラッグに参加している者達に知らされるのは禁じられている。
何しろ、ラスボスで隠しボスだしな。
各チームの指揮官達にも、今回の模擬戦に参加するのはシャドウミラーの機体であるという事しか知らされていないので、今頃頭を悩ませているだろう。
まぁ、そっちの方がどうにかなるかどうかは……いや、プロミネンス計画に参加している全ての国々がその力を無事に発揮する事が目的なのだから、勝敗はどうでもいいのか。
勿論シャドウミラーの代表としてラスボスに立候補した以上、負けるつもりは毛頭ないが。
ともあれ、そんな風にサプライズの準備が着々と進んでいく中……当然のように、ブルーフラッグは現在も行われていた。
「ほう、この戦いが今日の目玉か」
スレイが映像モニタを見ながら、呟く。
現在俺達がいるのはアルゴス小隊の作戦室。
当然そこには篁やイブラヒムを始めとして、ブルーフラッグに参加しているブリッジス、VG、タリサ、ステラといった面々もいる。
実際に機体に乗る4人がパイロットスーツを着ているのは、少し前にアズライール小隊……中東連合から派遣されてきているチームとの一戦を終えたからだ。
当然のようにその戦いはアルゴス小隊の勝利で終わり、また白星を増やした訳だ。
「そうね。私達も含めてトップ勢の中の2つがぶつかるのだから、これは今日の目玉と言ってもいいでしょうね」
スレイの言葉にステラが頷く。
その視線の先にある映像モニタに映し出されているのは、インフィニティーズ対イーダル小隊。
そう、アルゴス小隊と並ぶトップ勢同士の戦いだ。
「けど、多分インフィニティーズの勝利だろ? 幾らスカーレットツインが強力だからって、たった1機で何が出来るんだよ」
不満そうに呟くタリサ。
何でも俺とスレイがカリンダ基地に来る前……丁度ブリッジスがカリンダ基地にやってきた頃にスカーレットツイン……つまりクリスカとイーニァと揉めたらしい。
一応その件は上の方で色々と話し合った結果、何もなかったことになったのだが……まぁ、実際には色々と裏であったのは確実だろう。
ともあれ、そんな理由もあっ
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