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流星のロックマン STARDUST BEGINS
精神の奥底
61 今、自分にできること
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AXAに飛ば…潜入している間にもオフィシャルの情報網は進化しているということだ」
「ちょっと…今、飛ばされたとかって言いませんでしたか?」
「さぁな。だが昨日、光博士から連絡があった段階でニホン支部の捜査員たちには調査を指示してあった。ネットが使えない状況下での足を使った捜査。いい勉強になった」

笹塚はいまいち納得していないようだったが、すぐに自分のPCに向かってデータをまとめていく。

「だが今すぐ、木場を検挙()げるのも問題が出てくる」
「なんすか?」
「木場を捕まえたからって、奴が捕まえたグレーテルやヨイリー博士、光がすぐに開放されるかは別問題だ。多分、木場を取り調べて、因果関係を調べて…手続きは時間がかかる」
「だがそんな時間は無い。熱斗とロックマンにはすぐにでもデンサンシティに戻ってもらわなくてもならなくなった」
『ハイ、パパ』
「Valkyrieですね?」
「あぁ」

机の上の熱斗のPETからロックマンは不安そうな表情を浮かべていた。
そして同時にかなり悔しそうな雰囲気を放っている。
熱斗が不条理な理由で拘束されているものそうだが、それ以上に自分には何も出来ないということが腹立たしいのだろう。
拳を強く握りつつ、自分を宥める。
その様子をリサは薄めに見つつ、同じく自分の心を落ち着かせていた。
そして耳だけを傾け、自分の作業に戻る。

「デンサンシティを中心にValkyrieが撒いたダークチップによる事件が多発してる。今のところは中央街や臨海区の都市機能の中心部は比較的少ないが時間の問題だ」
「WAXAは木場の意向で警察に任せるようなスタンスで後方支援という名目で傍観してるみたいっすけど」
「オフィシャルも対処に当たっているが、手が足りない。足りなすぎる。そこで早朝からあらゆる機関に支援を要請している。アメロッパ軍、シャーロ軍、アジーナやアフリックの部隊にも」
「マジすか…このままだとデンサンシティは紛争地帯も同然じゃないですか!」
「そうだ。なにせニホンの中でも人口はトップクラス、それに決して狭い街ではない。人口密集も半端なものではない」
「…光熱斗さんを木場を捕まえる前に救出して、協力してもらう必要があるんですね?」
「あぁ」

リサは炎山の態度から焦りを感じていた。
そしてすぐに調べた結果、熱斗はこれまでWWW(ワールドスリー)やゴスペル、ネビュラといった多くの犯罪グループと戦い、オフィシャルに貢献している天才オペレーターだった。
そしてそのナビ、ロックマンはこれまでスタイルチェンジやソウルユニゾンといった他のナビが持ち得ない特殊能力を備え、ありとあらゆる戦闘にオールマイティー対処できる万能ネットナビ。
よくよく言われれば、何処かで耳にしたことがあった。
それによって現在、
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