023話
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「冗談だ」
山賊達の土下座に目を白黒させてしまったが事情を聞いてみるとどうやら島の風土病に掛かってしまい苦しんでいるとの事。ゲーム的に考えれば要求してくるアイテムなどを差し出せばアイテムや情報が得られると踏んだキルアは渡しても良いと判断した。ゴン達にしても困っている人を助けるのは吝かではないので要求を聞き薬の代金として7万ジェニーを提供した。
『いやぁ喜んでいただければ』
『あっ代わりに情報とかアイテムとか貰えない?』
『『『『『………ゴホゴホッ!!!!』』』』』
何を聞いて咳き込んで誤魔化すばかり、そして起こるのは服、食料の要求。幾らゲームの設定で苦しんでいると解っていても目の前でこうして苦しまれては断りづらくそのまま持っていたカードや服など全てを渡してしまった一同。今はシャネルがバックの中から出した予備の服をサイズ調節などして着ている。
「だけど森林地帯を抜けたぜ!」
森林地帯である山を越えるとそこに広がっているのは大小様々な大きさの岩山がある岩石地帯、情報では此処には大量のモンスターが住み着いており此処を突破してマサドラに行くのはゲームをプレイするにおいてかなりの鬼門になるとの事だがこれは自分達を鍛え上げるには丁度良い。
「行くぜ!」
「ああ待てよおい!ったく子供は元気だねぇ、追うぜクラピカ」
「ああ」
先に岩石地帯へと駆け込んで行く二人を追ってシャネルとクラピカも入って行く。そして降り立つと同時に岩山に隠れ潜んでいたモンスター達が一斉に姿を表した、筋骨隆々で十数メートルはあろうかという一つ目の大巨人だ。
「ぃぃいいい!!?」
「いきなり出たぁ?!」
「おいおいマジか山よりでけぇ!?」
「こ、これがモンスターか!?」
『ウオオオオオオオオオ!!!!!』
一つ目の巨人は持っている棍棒を振り回し叩き潰そうと迫りつつ攻撃を仕掛けてくる、それを避けると続けて振り回してくる、回避する際に身体が受ける風圧。直撃するとかなり危ないかもしれない。
「このおおお!!ってありゃうわぁ!?」
やられっぱなしでは嫌と言わんばかりに右腕の拳にオーラを集中させ、そのまま巨人の頭部を殴りつけた。クリーンヒットするが巨人は全く答えていないのかそのまま反撃に転じてくる。
「ダメージ無し、一撃で動きを封じるには何処を狙うべきかなキルアにクラピカ」
「「目!!」」
「正解っだ!!」
迫ってくる巨人の振り下ろされた攻撃を紙絵の要領で回避しつつ棍棒を駆け上っていく、そのまま瞳を殴り付ける。巨人は苦しみもがく声を上げつつ煙に包まれつつカードへと姿を変えた。
「ビンゴッ!ゴン、目だ、目を狙え!」
「解った!!うらああ!!!」
言葉を聞いたゴンは早速近くに居る巨人の頭部に飛
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