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エクリプス(機動戦士ガンダムSEED編 )
第14話 果てし無き時の中で(後編)
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ことになる!」

議員A
「しかし!奴等は既に!」

アイリーン・カナーバ
「核のみを封じればいいことであろう!ニュートロンジャマーはそのための抑止兵器のはず!」

タッド・エルスマン
「しかしあれは全ての核分裂を抑止する。それを地球に打ち込めば、
地球の経済は、分けても、エネルギー問題は深刻な打撃を被りますぞ!
併せ持つ電波攪乱の性質も、生活に多大な影響を…」

議員B
「そんな温情をかけていられる場合か!」

エザリア・ジュール
「奴等とて覚悟はあろう。あれは撃ってはならぬもの、それを撃ったのだからな!」

光輝
「この戦争の直接最大原因となったのは、血のバレンタイン。
その核攻撃への報復として、ザフトが散布・敷設したニュートロンジャマー。
通称Nジャマーのおかげで、どちらも核は使えなくなった。
核エンジン、核兵器の存在しなくなった戦場で、最強となったのは、ザフト軍の開発した、
モビルスーツと呼ばれる特殊機動兵器。
旧来の戦闘機の延長線上である兵器の、モビルアーマーしか持ない地球軍が、
開発に躍起になったのも、無理からぬことだ。
が、核を封じれば戦争が終わるというものでもない。
平和の象徴と言われる鳩は、必殺の一撃を与える、鋭い嘴や爪を持たないため、
互いに戦えばその様相は、長く、凄惨なものになるとなる。
今の人類もまた、似てはいまいか…?」

光輝
「これからの映像はプラント臨時査問委員会の様子です。」

クライン
「ではこれより、オーブ連合首長国領、ヘリオポリスについての、
臨時査問委員会を始める。
まずは、ラウ・ル・クルーゼ、君の報告から聞こう。」

クルーゼ
「はい。

・・・

以上の経過で御理解頂けると思いますが。
我々の行動は、決してヘリオポリス自体を攻撃したものではなく、
あの攻撃の最大原因はむしろ、地球軍にあるものと、御報告致します。」

議員A
「やはり、オーブは地球軍に与していたのだ…」

議員B
「条約を無視したのは、あちらの方ですぞ!」

アイリーン・カナーバ
「だが、アスハ代表は…」

議員C
「地球に住む者の言葉など、当てになるものか。」

ザラ
「しかし、クルーゼ隊長、その地球軍のモビルスーツ、
果たしてそこまでの犠牲を払ってでも手に入れる価値のあったものなのかね?」

クルーゼ
「その驚異的な性能については、実際にその一機に乗った、
アスラン・ザラより報告させていただきたく思いますが。」

クライン
「アスラン・ザラよりの報告を許可する。」

各議員のモニターにヘリオポリスでの状況が表示される。

議員一同
「おぉ…。」

アスラン
「まず、イージスという名称の付い
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