暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第3章:再会、繋がる絆
第70話「仮初の紫天」
[10/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ん。》〉

「...よかった...。」

 レイジングハートの言葉に、過激な戦闘を経てボロボロになったなのはは崩れ落ちる。

「...ったく、無茶しすぎなんだよ。」

「え、えへへ...ごめんねヴィータちゃん...。」

 気が抜けて落ちそうになるなのはを、ヴィータが支える。
 そこへ、ジュエルシードを回収したシグナムとフェイトがやってくる。

「封印は完了した。直に結界も崩れるだろう。」

「...そういえばまだ終わりじゃねーんだったな。」

「ああ。まだジュエルシードは残っている。」

 ここまで強敵だったのにまだ残っているという事に、ヴィータは顔を顰める。

「...早く、他の所にも行かなきゃ...だね。」

「ああ。だけど、なのは。お前は休め。一人で戦ってたんだからよ。」

「...ううん。大丈夫。援護くらいならまだできるよ。」

 休む事を促すヴィータだが、なのははそれを断る。

「ヴィータ、なのははこう言ったらなかなか聞かないよ?」

「ちっ...わーったよ。だけど、無理すんじゃねーぞ?」

「にゃはは..さすがにわかってるよ...。」

 フェイトの言葉に渋々認めるヴィータに、苦笑いしながらいうなのは。
 そうこうしている内に、結界は崩れ始める。

『....!...よかった!繋がった!』

「アリシアちゃん?」

 そこへ、アリシアが通信を繋げてくる。

『通信が転移事故のせいで繋がらなかったの!他の皆の方は繋がったから、これで完全に回復したの!そっちは無事?』

「...なんとかな。相手が強敵だったから、だいぶ梃子摺ったけどな。」

『そっちもなんだ...。クロノの方も、今ママの援護が入る所だよ。』

 ヴィータの返事に、不安を感じながらもそういうアリシア。

「とにかく、我々も他の所へ向かう。」

『ちょっと待ってね。他に助っ人が必要そうなのは...。』

 他の戦況をアリシアが確認している間に、結界は崩れ、元の世界に戻される四人。

「...まず、陸に戻ろうか。飛んでばかりでは、疲れるだろう。」

『っ...!待って!そっちに大きな魔力反応!!それに、結界が...!』

「っ....!!」

 叫ぶようなアリシアの警告と同時に....()()が四人を襲った。







「してやられた!四人とも結界内に行っていたなのは達を狙うなんて...!」

 通信を行っていたアリシアは、焦ったようにそういう。

「皆!どうにかして凌いで!他の皆を向かわせる!...皆!?」

 防御に徹するように言うアリシアだが、通信先がノイズに塗れる。

「っ...!また通信妨害...!」

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ