第3章:再会、繋がる絆
第70話「仮初の紫天」
[9/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
している。...その隙を突く!」
「...任せろ!」
「了解...!」
同じく、ヴィータとフェイトも魔力を溜め、大魔法に備える。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ...っ...!」
一方、砲撃を放ち終わったなのはは、さすがにフルドライブの反動で疲労していた。
しかし、それでも油断はせず、前を見据えて警戒する。
「(まだ...油断できない...!)」
あのシグナムやヴィータ、フェイトを相手にして圧倒していた暴走体だ。
自分一人ではまだ倒せていないだろうと、なのはは考え次の行動に備える。
「っ....!」
案の定、砲撃を打ち込んで発生した煙幕の中から魄翼の腕が伸びてくる。
それを後ろに避け、魔力弾を放つ。
「(ダメージはある。けど、足りない...!)」
姿を現した暴走体の服はボロボロで、明らかにダメージを受けていた。
しかし、それでもなのはに攻撃を繰り出す。
「避け...っ!?バインド...!?」
間合いを取ろうとするなのはだが、バインドで足を取られ、動けなくなる。
回避もできず、防御も間に合いそうにない。
なのはが死を覚悟し、目を瞑った瞬間...。
「翔けよ、隼!!」
〈“Sturmfalken”〉
一筋の炎閃が、暴走体を捉えた。
魄翼と防御魔法で咄嗟に防いだものの、それでもダメージは通った。
「っ、ぁああっ!?」
余波に巻き込まれ、吹き飛ばされるなのは。
吹き飛ばされながらも、矢を放ったシグナムを見て、安心する。
「レイジングハート!」
〈“Restrict Lock”〉
咄嗟に拘束魔法を使用し、暴走体の動きを阻害する。
「轟天爆砕!!」
そこへ、ヴィータがギガントフォルムを使って暴走体の上を取り...。
「“ギガントシュラーク”!!」
超巨大な槌の一撃を叩きつけた。
その一撃は、暴走体の魄翼と防御魔法の防御を砕き、海へと叩きつける。
「今だ!テスタロッサ!」
そして最後に、上空で魔力を溜めて待機していたフェイトが動く。
カートリッジを三発ロードし、構えていたバルディッシュを振り下ろす。
「雷光一閃!!“プラズマザンバーブレイカー”!!」
雷を纏った砲撃が、ヴィータの攻撃で無防備になっていた暴走体を呑み込んだ。
「....やった...の?」
「直撃はしたはずだ...これで死なねぇなら、それこそバケモンだ。」
杖を支えにするように浮かぶなのはに、ヴィータがそういう。
〈|There is no reaction.《反応ありませ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ