第3章:再会、繋がる絆
第70話「仮初の紫天」
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「ここは...。」
「さっきと変わんねー...けど、違うな。」
結界に突入したなのは達は、ノイズ混じりの光景に驚く。
「ちっ、気持ちわりー。早く封印して出ようぜ。」
「うん。...でも、ジュエルシードはどこに...。」
ヴィータの言葉になのはが頷き、辺りを見回す。
「...なのは、アレ....。」
「あれは...。」
そこで、遠くに何かが浮かんでいるのを見つける。
「レイジングハート、わかる?」
〈...Apparently, it seems to be a girl.〉
「女の子...?」
レイジングハートを介した映像を見て、なのは首を傾げる。
そこに佇んでいるのは、白と紫を基調とした服に身を包み、赤黒い翼のようなものに包まれているなのは達と同じくらいの金髪の少女だった。
「...あの感じ...なのは、アレはジュエルシードだよ...。」
「...うん。少し、どうしてここにいるのかな?って思ったけど、この感じはよく知っているよ...。」
ジュエルシードが発するプレッシャーのような魔力を感じ、なのははあれがジュエルシードが再現した姿だと確信する。
「...まだこっちに気づいてねーみたいだな。」
「...不意を突くべきか。」
なるべく早く戦闘を終わらせたいシグナムとヴィータは、冷静に初手を考える。
「おいなのは、お前の長距離砲撃で瞬殺してやれ。」
「え、ええっ?...いいのかなぁ...?」
「気づいてねーんだから好都合なんだよ。どうせアレには理性がねぇ。なら、不意打ちの一発で終わらせた方が他の所にも行けて手っ取り早いんだよ。」
なんとなく不意打ちというのに気が引けるなのはに、ヴィータはそういう。
「う、うん。そうだよね...。よし...。」
「特大のをぶちかましてやれ!」
レイジングハートを構え、なのはは暴走体に向けて魔力を溜める。
「....“ハイペリオンスマッシャー”!!」
そして砲撃を放ち、暴走体に命中させる。
「.....おいおい、マジかよ...。」
「これは....。」
しかし、命中したものの、シグナムとヴィータの表情は晴れない。
「...なのは...。」
「嘘....私、手を抜いた訳じゃないのに....。」
命中はした。しかし、当の暴走体は、防御魔法と翼を使い、受け止めていた。
「なんて防御力...!」
「っていうか、気づいていてこっちを無視してたみてぇだな...。」
そう。ヴィータの言う
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