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魔法先生ネギま 暗黒騎士鎧伝
第1話
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にかけてしまうという現実をその目に焼き付けるために。


結果的にバラゴの母に憑依したホラーは討滅された。
そして消滅する間際、バラゴの母はその意識を取り戻した。
愛する夫に≪迷惑をかけて御免なさい≫という謝罪と愛する息子には≪愛している、これからもずっと見守っている≫という言葉遺したという。

愛する妻の最期を見届けた後、バラゴの父も亡くなった。
鎧を纏わなかったことが災いし、とどめの一撃を放った瞬間に致命傷を喰らってしまったのだ。
≪守りし者となれ。バラゴ、その名の通り、人々の未来を照らす希望の光となれ。≫
その言葉を遺して息を引き取ったという。

その後、バラゴは父と親交のあった黄金騎士ガロの称号を受け継ぐ者に引き取られ、魔戒騎士としての修業を受け、15歳の時に深淵騎士キバの称号を受け継ぎ、旅をしながらホラー狩りを続けていたという。



「またホラーに大切なものを奪われたんだ。前回と違って今回はホラーを倒せるほどの力があった。
 怒り狂ったろうね、バラゴは。そして、我を忘れて鎧を解除せず、心滅獣身となった。
 そして、ホラー諸共この国を滅ぼした。でも何らかの拍子に最後の最後で意識を取り戻し、あいつは意図せずして暗黒騎士になった。」
バラゴの身に何が起こったかを語るラルヴァの声は深い哀しみに満ちていた。
「そして、あいつは死んだと思ったあんたの身体、
 あいつにとっては亡骸が辱めを受けないように湖の底に沈めて一人孤独に旅立った、って事だろうね。」
「そんな!探しに行こうよ!」
「いや、その前にアンタは修業しなきゃね。」
「えっ、なんで?」
「一生あいつに守られるつもりかい?あんただってそんなのヤだろう。」
「う、うん。」
「私の知り合いに真祖の吸血鬼がいてね。後天的になったアンタと違ってアイツは純粋な真相だけどね。
 とりあえず、そいつのトコに行くよ。」
「うん、分かった。」
エヴァはラルヴァに言われるまま、目的地に向かって歩き出した。



「そういえばその人の名前は?お姉ちゃん。」
「あぁ、名前ね。名前は










 ダーナ。ダーナ・アナンガ・ジャガンナータ。【狭間の魔女】って言われてるよ。」






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