暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
1496話
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連という事だし、情報規制とかは当たり前にあるんだろうが。
 その辺を考えると、少し面白くない気はする。
 だが、それだけこの世界のソ連が追い詰められていたというのも事実なんだよな。
 ……中国がポカをしたおかげで、BETAがユーラシア大陸中に広がったし。
中国が喀什に落下してきたハイヴの着陸ユニットを前に、妙な欲を抱かなければこの世界はここまで悲惨な事にはらなかったんだろうし。
 本来ならその中国が各国から……それもBETAによって多くの被害を受けたヨーロッパからは強く批判されてもおかしくない。
 もっとも、その中国は……正確には当時の事を決めた中国政府は既に存在しない。

「そう言ってくれるのなら、こっちとしても嬉しいな。分かった、ならそのつもりで準備を進めよう。そっちの方もそのつもりでいてくれ」
「はい、分かりました。アクセル代表には、最強の敵として皆の前に君臨して貰いましょう」

 まさにラスボス……ネオ・グランゾン的な立ち位置だな。
 いや、あそこまで絶望的って訳でもないか?
 まぁ、今回の件は結局模擬戦なのは事実だ。
 だとすれば、この世界の住人にとって俺達との戦いは死なない事が確定しているという面で、明らかに有利……というか、メリットと呼ぶべきか。
 ともあれ、そんな風に死の危険なしで絶望的な戦いを体験出来るのだから、決して悪い事ではない筈だ。
 少なくとも、実際に俺達と戦う面子はともかく、その小隊を指揮している者達にとっては強敵との戦いを死の危険なしで可能だというのは明らかなメリットだろう。
 こうして、俺とスレイのラスボス……もしくは隠しボス的な扱いが決まったのだった。
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