暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
1496話
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口から出たのは、俺の予想外の言葉だった。

「実は、ミネルバ隊からも同じような提案がされていまして。もっとも、ミネルバ隊の場合はブルーフラッグの優勝チームと、ミネルバ隊から選出されたMSとの戦いという扱いになりそうですが」
「……へぇ」

 どこも考えるのは一緒って事か。
 まぁ、実際問題ミネルバ隊はブルーフラッグが行われている間は、やるべき事がないからな。
 勿論他の小隊から模擬戦の要求があれば話は別だろうが、ブルーフラッグに全力を挙げている今の各国の小隊では、それは難しいだろう。
 パイロットならシミュレータとか……いや、難しいか。
 そもそも、MSのデータがカリンダ基地のシミュレータには入っていないだろうし、ミネルバにあるシミュレータとは規格の問題がある。
 結果として、ミネルバ隊はこうしてマブラヴ世界にやってきたものの、暇な日々を送っている訳だ。
 勿論本当に暇をしている訳ではないだろう。
 このマブラヴ世界は技術的後進世界ではあっても、SEED世界とは大きく違う世界だ。
 そうなれば、当然ながら色々と調べたりしたい事が出てくるのは当然だろう。
 ……そう考えれば、寧ろ暇な方がいいんじゃないか?

「どうします? ミネルバ隊の方に提案を取り消すように言いましょうか?」
「……いや。それはそれで面白い。なら、こうしよう。まずブルーフラッグで優勝した小隊がミネルバ隊との模擬戦を行う。その模擬戦が終わったら、俺とスレイがミネルバ隊を含めて全ての戦力を相手にして戦いをする。ああ、勿論バリアの類は使わないから、安心してくれ」

 というか、バリアを展開してしまえば戦術機でシャドウミラーの機体をどうこうするのは不可能に近い。
 インパルスやガナーザクウォーリアでも……厳しいだろう。
 メギロートやバッタなら戦術機やMSでも勝てるかもしれないが、それがファブニールや……ましてニーズヘッグを相手にするのは難しい。
 まぁ、今回は模擬戦だからどのみち攻撃はペイント弾で行われる訳で……そうなれば、バリアに当たった云々と問題になるよりはバリアを抜きでやった方がいい。

「ほう……なるほど」

 俺の言葉に、クラウスの顔は興味深そうに笑みを浮かべる。
 こちらに対してお世辞を言っている時とはまた違った表情。
 見るからにやる気に溢れているその様子は、提案した俺としても好印象だ。

「その表情を見る限り、こっちの提案には乗り気と考えてもいいのか?」
「はい。最後にアクセル代表やプレスティ大佐と戦えるのであれば、全ての小隊がより励む事でしょう。アクセル代表の強さは、軍人であれば……いえ、この世界の住人であれば、全員が知っています」

 そうか? クリスカやイーニァ達は俺の顔を知らなかったんだけどな。
 まぁ、ソ
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