マブラヴ
1496話
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ら、年齢がどうとか分かりません」
「ふふっ、そのうちその辺も気になるようになるわよ。それこそ、少女から女に変われば。……そうでしょう? あやか」
ミナトの視線があやかに向かう。
その視線を向けられたあやかが、少し驚きの表情を浮かべていたのは、ここで自分に話が振られるとは思っていなかったからだろう。
まぁ、この手の話題が向けられるのは、俺の恋人の中でも年下の方に入るあやか達が自然な訳で、だからといって年齢の話を千鶴には出来る筈もない。
円と美砂でも良かったと思うが、ここはやはり四人の中でもリーダー的な存在であるあやかにといったところか。
まぁ、年齢という意味では、実はあやか達従者組よりもシェリルの方が年下なのだが。
とは言っても、全員が時の指輪を付けて生活している以上、年齢がこれ以上加算することはない。
そして俺がシェリルを恋人にしてから、既に数年は経っている。
そういう意味では、この辺の話はどこをどう話しても相応しくないのだろう。
「まぁ、そうですわね。少女から女に変わるということは、良い事も沢山ありますが、悪い……不都合な事も当然ありますわ」
何となくといった感じで話は纏まり……それからは普通の話をしながら、食事を進めていくのだった。
翌日の昼過ぎ、例によって例の如く熱い夜を過ごした俺は、魔法球を使って体力を回復させたスレイとマブラヴ世界に戻ってきていた。
今回は風呂場でエリナと遭遇する事もなく……ラピスもあまり駄々をこねずにすんだのは、良かったというべきかもしれない。
ともあれ、俺とスレイはそのままプロミネンス計画の総責任者にして、カリンダ基地の司令官でもあるクラウスの部屋へと向かった。
当然そんな重要な役職の2つを歴任しているクラウスは、会いたいと言ってすぐに会える訳ではない。
だが……幸いと言うべきか、俺とスレイはシャドウミラーの人間であり、この基地の建設にも大きな役割を果たしている。
その上で、プロミネンス計画にも大きく協力している以上、クラウスに会いたいと言えばすぐにでも会える立場だった。
秘書のレベッカとかいう女が、若干不満そうな表情をしていたが、すぐにクラウスと会える手筈を整えてくれている。
その間に今日の午前中に行われたブルーフラッグの勝敗を見ると……
「お、アルゴス小隊が暴風小隊に勝ってるな」
崔の率いる台湾の暴風小隊を相手に、アルゴス小隊が見事に白星をもぎ取っていた。
まぁ、台湾一国だけだと考えれば、どうしても人材は足りないのかもしれない。
日本も島国だが、台湾は日本とは比べものにならない程に小さいし。
しかもアルゴス小隊の場合、VG、ステラ、タリサといったように他の国からも精鋭が揃っている。
ブリッジス
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