022話
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懸賞の街 アントキバ。
突如現れた敵プレイヤーを取り逃したシャネル達は情報を得る為に感じる視線を頼りにその方向へと向っていた。そしてスタート地点である草原地帯を北に進んだところにある都市アントキバへと到着した。街にはそこら中に張り紙などがされており、どれも懸賞の情報ばかり。
「これ全部懸賞!?」
「すげえ数だな……いなくなった犬を探してください、報酬として"呪われた幸運の女神像"を差し上げます。なんか、逆に不運起こりそうだな」
「兎に角情報の収集を兼ねて懸賞のチャレンジしてみるのが良いんじゃないか?月例大会と言うのもやっているみたいだしな」
クラピカが指差す先には大きな看板に示されている情報、月毎に行われている大会について。今月、即ち9月は15日に行われるじゃんけん大会、賞品は"真実の剣"なるアイテム。
「重要なアイテムだろうなきっと、月例って事は年に一度しかその大会にはチャレンジ出来ない訳だし」
「他のプレイヤーも居るみたいだしチャレンジする価値はありそうだな」
「ねえだったらあれやってみない?」
ゴンが指差す先にあったのは大食いチャレンジ。どうやらゴン自身も空腹気味な様子、それはこの場の全員同じなようで全員でそれにチャレンジしてみる事に。結果は見事に大成功、全員が大盛スパゲッティを完食し御代は無料となり賞品のカードである"ガルガイダー"もゲットした。
「1217のF‐185。如何いう事?」
「お〜やカード初めてって事は外国の人?」
「うん!」
「そうかならカードは初めてね。左の数字はカードナンバーで、右の数字は入手難易度とカード化限度枚数ね!」
レストランの店主から説明を受けるとゲームを始めた際に受けた説明を思い出す、それを当てはめていくと情報が見えてくる。
「因みに難易度はSSからHあるね」
「って事はランクFは所謂コモンカードって事か」
「だろうな」
キルアは低レアなカードな事に若干がっかりしている、まあ料理を無料で食べられた上にカードを入手出来たのだから良いと思った方が良い。それに店主からカードに関する説明を受けることも出来たのだから得られたものは大きい。
「取り合えずまだ情報収集するか、一旦別れるか」
「だな」
そうして情報収集へと繰り出す一行だが街全体を揺るがす凄まじい揺れと爆音が巻き起こった。
「何だ!?地震か!?」
「にしては爆発音も聞こえたよ!?」
「あっちの方に人だかりが出来ているぞ!」
「行ってみよう!」
一角に出来ている人だかり、其方の方へと駆け人混みの中を書き分けて進んでいくそこにあったのは、腹から血を流して死んでいる男の姿だった。しかもその男は自分達と同じように選考会に参加していたプレイヤーだ。
「何があったの
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