マブラヴ
1495話
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精霊としての能力を利用して機体を操縦する事も珍しくはない。
それこそ100Gの中でも平気で動けるのだから、普通なら絶対無理なような、身体に負担の掛かる操縦も鼻歌交じりに可能となっている。
現に、普通の人間がニーズヘッグに乗ろうものなら、どんなに耐G性能を上げたパイロットスーツを着ていても、耐えられないだろう。
いや、それでもシャドウミラーは高い重力制御技術と、マクロス世界から得たISC技術のおかげで他の世界よりも圧倒的に耐G能力に関しては有利になっている。
だが、そんなシャドウミラーの面子でもニーズヘッグに乗って最大出力で動かすような真似をすれば……ガンダムWでトールギスのテストパイロットをしていたような感じで死ぬだろう。
そんな機体を操っている俺が、操縦技術に関してアドバイス出来るかと言えば……ちょっと難しいだろう。
それこそ戦術機に初めて乗ったような相手であれば、まだアドバイス出来ない事もないんだろうが、このカリンダ基地に来ているパイロットは全員が相応の技術を持っている者達だ。
……まぁ、中にはブリッジスのように実戦経験がないような奴もいるんだろうが。
「よし、その線で行くか。まずはレモン達にニーズヘッグを預けて、模擬戦で使用出来るように武器の出力を下げて貰う必要があるな」
幸いと言うべきか、ニーズヘッグの武器はほぼ全てがビーム兵器だ。
実弾なのは、フレイヤとアダマンハルパーくらいか。
フレイヤはペイント弾使用にするとしても、アダマンハルパーはどうするか。
いっそアダマンハルパーは使わないで、ビームサーベル辺りにするのもありだな。
「最初に言った私が言うのも何だが、本気か?」
着々と構想を練る俺を見てスレイが三度呟くが、当然と頷く。
「……すまない、ステラ。少しやり過ぎてしまったらしい」
スレイのそう呟く声が聞こえてきたが、俺はスルーしてニーズヘッグ隠しボス計画を考えるのだった。
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