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転生とらぶる
マブラヴ
1495話
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 それこそ、俺と行動を共にするというのであれば、シャドウミラーの実働班と同じくらいの実力は必須となる筈だった。
 それをこの世界の住人に求めるのは、無理があるだろう。
 いや、勿論この世界の人間の中にも高い操縦技術を持っている者がいるのは知っている。
 例えば、崇継や恭子。
 この2人が武御雷を使えば、MSとも互角に渡り合えるだろう。
 そう考えれば、決してこの世界の人間の操縦技術が低いという訳ではないのだが。

「ふふっ、ならどうだ? 私と一緒に参加してみるか?」
「それはそれで面白そうだけどな。さすがにそんなわけにはいかないだろ。ニーズヘッグとシャドウがブルーフラッグに参加すれば、それだけで優勝が決まってしまう」
「違うな、アクセル」

 スレイが俺の言葉を、ニヤリとした笑みを浮かべて否定する。

「うん? 何がだ?」
「ニーズヘッグとシャドウではない。ニーズヘッグとファブニールだ」
「鬼かお前は」

 思わず突っ込んだ俺は、悪くない。
 当然だろう。ファブニールは、シャドウの外部武装追加パーツだ。
 その威力は、ナデシコ世界の戦力ではあるが、単機で基地1つを陥落させるだけの……それも殆ど余裕な状態でどうにか出来るだけの実力を持っている。
 エステバリスとかは殆どなく、戦艦や戦闘機が主戦力ではあったが、それでもマブラヴ世界の戦力と比べても遜色ないだろう。
 それだけの戦闘力を有する上に、それを操るのはシャドウミラーの実働班の中でも腕利きのスレイだ。
 何をやるまでもなく、こちらが圧倒するのが理解出来る。
 それこそ、RPGのラスボス戦後に現れる隠しダンジョンの隠しボスといった感じで。
 ……うん?
 今の自分の思考を考え、ふと思う。
 なるほど。隠しボスか、と。
 RPG系とかではよくある話だし、実際にそこに存在してもおかしい話ではない。
 そうなると、意外にありかもしれないな。

「……そうだな。ブルーフラッグに参加している連中に、シャドウミラーの力を改めて思い知らせるという意味でなら、面白いかもしれないな」
「本気か? いや、唆した私がこう言うのもなんだが……本気か?」

 2回尋ねたのは、俺が本当にスレイの提案に乗るとは思っていなかったからか。
 けど実際、俺がこのプロミネンス計画に協力しても何かやるべき事がある訳じゃない。
 正直なところ、何で俺達がこのカリンダ基地に送られてきたのかというのは、疑問しかない。
 俺が技術班の人間であれば、各国の計画に技術的な助言をする事も難しくない。
 また、スレイも一パイロットという立場から考えれば、操縦技術とかのコツについて説明するのも難しくはないだろう。
 だが……俺の場合は他と隔絶した操縦技能というのもあるが、それ以前に混沌
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