マブラヴ
1495話
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が悶えているのを何度か見た。
逆に、タリサの方はブリッジスに興味があるのか、篁との関係で苛々しているのを見た事がある。
タリサは初期の頃からブリッジスを気に掛けていたというか、懐いていた? ので、それが気にくわないんだろう。
ただ、女の魅力という面ではタリサよりも篁の方が圧倒的に有利なのも間違いはない。
いや、もしブリッジスの性癖が、いわゆるロリだったら話は別だったかもしれないが。
……もしロリだったら、イーニァが色々と危なかったかもしれないな。
「あっ、いや、その、これは……ちょっと」
ようやく自分が大声で歓声を上げたのに気が付いたのだろう。篁が恥ずかしそうに手を振る。
だが、それを見ているこの場のメンバー……アルゴス小隊付きのオペレーターやイブラヒムといった面子は、そんな篁に対して生温かい笑みを浮かべるだけだ。
それでも、いわゆる嘲笑の笑みとかじゃないだけいいんだろうが。
「まぁ、無事に1勝を上げたんだし、喜んでもいいのではないか? 私もアクセルが活躍すれば喜ぶ……うーん、喜ぶ? いや、嬉しいのは事実なのだが」
俺の横で言葉を濁すスレイ。
「そこは素直に喜んでくれてもいいだろ、恋人的に」
少しだけ拗ねた気分で告げるが、そんな俺に向かってスレイはどこか呆れた視線を向けてくる。
「そうは言ってもな。1人で他の世界に赴いては何故か戦乱に巻き込まれ続けているアクセルだぞ? それも、純粋な戦闘技術という面ではシャドウミラーの中でも最強の力を持っている。そんなアクセルが多少活躍しても、ああ、そうなのか。で終わってしまうだろう」
そう言われれば、否定は出来ない。
特にここ暫くの間は、木連の無人兵器やBETAといった敵としか戦っておらず……いや、ナデシコ世界の賊軍と戦ったな。
それでも、どの戦闘も俺が活躍する云々よりも前に、お互いの戦力差が分かりきっている戦いだった。
そう考えれば、俺が活躍するというのはある意味当然なのか。
で、俺が活躍するのは当然なんだから、スレイがそんな俺の活躍を見てもいつもの事かと納得してしまう、と。
「……それ程なのですか? いえ、私もアクセル代表の戦闘が凄まじいというのはこの目で見て理解していますが」
イブラヒムの言葉に、少し疑問に思い……ふと、気が付く。
「イブラヒム、お前はもしかして中東での俺が戦った戦場にいたのか?」
「はい。正直なところ、アクセル代表やシャドウミラーの戦いは……いえ、蹂躙はと言うべきでしょうか。見ていて、心が引き込まれるようでした」
これは一応褒められてるんだよな?
ただまぁ、何故イブラヒムが俺に好意的だったのかは疑問だったんだが……なるほど、中東での戦いに参加していたのか。
中東で
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