021話
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距離を取る。そんな相手に対してシャネルは合掌し箸の構えを取る。
「お前を直接狙えば良いじゃねえか!!逃がさねえぞ!」
「(こいつはええ!!まずい、絶対にやばい!!)"再来"使用!マサドラへ!!」
箸を繰り出そうとしたシャネルに凄まじい脅威を感じたのか男は顔を青くしながら新しいカードを一枚取って唱えた。男の身体はやってきた時のように光に包まれて凄まじい速度で何処かへと飛んで行く。流石にあれを捉えられる事は出来ず、舌打ちをして構えを解く。
「キルア大丈夫か?悪い逃がしちまった」
「身体に変化はなさそうだしあれはしょうがないんじゃね?また空飛んでいくなんて予想外だし」
「放出系の能力者、と言うわけではなさそうだな」
「所謂カードの魔法、って感じかな?」
「その認識が一番正解っぽいな。トレースにリターンか……」
先程の男が唱えていた魔法の名前と思われる物。初心者にもかける事を躊躇しない簡単な物と取るべきだろう。
「名前からして相手の位置とかを探ったりするのがトレース、どこかに戻るのがリターンってのらしいな」
「それだったらキルアの身体に影響は無いのかな?」
「そう思って良いんじゃないか?あくまで相手の様子を探るならな」
「しかしそう決め込むのは危険だな、私たちには情報が無い。まずは街で情報の収集をするのが先決だ」
クラピカの意見が最もだと全員が賛成し街へと目指す一同。
強欲が渦巻く島、世界一危険なゲーム『グリードアイランド』、彼らはこの師までどのような冒険を繰り広げて行くのだろうか……。
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