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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic15強者の証明〜Who is Strongest?〜
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か納得してない感じね。何か言い分ある?」

「うえ!? いえ、そんな言い分なんて・・・!」

俯いて少し眉を顰めてたギンガさんの様子に、アリサさんが話を振った。ギンガさんは両手をわたわた振って否定するけど、「ん〜?」アリサさんがジト〜っと見るから、「昔、母が・・・」ギンガさんはそう前置き。

「打撃系のスタイルは、刹那の隙に必倒の一撃を相手に叩き込んで瞬時に終わらせる。そう言っていたんです。ここからは私個人の考えですが、必要なのは魔力出力・射程・速度・防御能力、自分と相手の個人戦力差、そういったもの全て関係なく、狙うのはただ相手の急所への正確無比な一撃のみ、と」

「なるほど。クイント准陸尉とギンガの意見も1つの答えだ。彼我の強さと弱さに捕らわれ、戦いの本質を見失っては本末転倒だ。己の強さを驕るのはさらに愚かしい」

「だな。的確な攻撃で一撃必倒。エリオ、お前の騎士の端くれだ。戦いに臨むならその結果は勝利のみ。騎士の一撃はそのためにある。忘れんなよ」

シグナム副隊長とヴィータ副隊長から肯定の意見を貰ったギンガさんは「ホッ・・・」と一安心したみたい。そして僕は「はいっ!」ヴィータ副隊長の言葉に力強く応えた。でもフェイトさんとなのはさんからの問題の答えには辿り着けてない。
その後は、フェイトさん達は談笑して、僕たちはうんうん唸り続けた。そして昼食ももう終盤になったところで・・・

「あ・・・!」

キャロが声を上げた。視線が一斉にキャロへと向けられる。僕もキャロを見て、「何か判った?」って訊いてみた。

「たぶんなんだけど・・・。もしかして、私たちの質問の仕方が悪かったんじゃないかな、って。誰が一番強いんじゃなくて・・・」

「あ、なるほど! そういうことなんだ」

「「???」」

キャロに続いてティアさんも何か解ったみたいなんだけど、僕とスバルさんは小首を傾げるばかり。するとティアさんはスバルさんに耳打ちして、「エリオ君」キャロが僕に耳打ちしてくれた。なんで念話じゃないのか判らないけど、これはこれで良いかも。

「あ、そういうことなんだ」

キャロから聞いた話に納得した。そして僕たちはまず「八神部隊長が、なのはさんやフェイトさん達に勝つ方法ってなんですか?」って、最弱だって自分を評した八神部隊長に訊いてみた。

「ん? ガチンコ以外の広域戦限定なら、少なくとも負けは無いからな。それを念頭に戦うよ」

「はいです! 最大射程と効果範囲は、反則級戦力のセインテスト調査官含めたチーム海鳴一ですからね!」

「あとは集団戦やな。特にチーム八神としての戦闘なら、どんな相手が来ても負けへん自信があるよ」

「無敵です!」

八神部隊長は誇らしそうに笑って、リイン曹長はえっへんと胸を張った。こ
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