暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 絆を奪いし神とその神に選ばれた少年
第三十七話 過去の罪
[3/5]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
……自身の破滅。寸前で全は戻ってこれたが、はやても戻れるとは言い切れない。
故に、全は駆け出す。はやてを助け出す為に。
しかし、そんな全を止める者がいた。
〈やめとけ、全〉
〈離せっ!このままじゃ、はやてが……!〉
〈わかってるわ、全。でも、ダメ〉
〈なんでだよ、父さん、母さん!!〉
全を止めたのは、全の両親である橘秀二と橘アトレであった。
〈お前が行ってもどうにもならないからだ〉
〈そんな事はない!俺にだって出来る事が〉
〈無理だっつってんだろうがっ〉
秀二はそう言って全を気絶させる。
「ちょ……さ、さっきから急展開すぎるねんけど……」
『まあ、確かにそうですね。では、一旦映像を止めて現状を説明しましょう』
リインフォースがそう言うと、映像が一旦止まる。
「この時、はやては深い絶望の中にいた。それで、世界を破壊しようと魔力を暴走させた。それを止める為に父さんと母さんが来たって感じだ」
「いや、それでも急展開すぎるで!?というか、そもそもこんなの私知らないで!?」
そう、そこなのだ。はやては未だに過去の事を思い出していない。
『大丈夫です。これから、分かります……その後、暴走を起こしてしまった主はやての魔力封印の為、秀二殿とアトレ殿は結界を展開し、別の無人世界に転移。そこで主の魔力を封印する事に成功しました』
「ちょっと待ってくれ、リイン」
と、そこまで説明した所で全部知っている筈の全が待ったをかける。
「二人はどうやってはやての魔力を封印したんだ?そこだけは知らないんだ」
『それは私にも分かりません。そもそもあの暴走は主の心の闇を闇の書が強引に増幅させた物。闇の書時代であった私なら知っていたかもしれませんが……今となっては』
「そうか、わかった。話を止めて悪い」
「橘……君?」
「?なんだ?」
「いや、何で知らないのかなって……」
「ああ、その事な……まあ、分かるよ」
『では、映像を……主と全のご両親が転移した直後……闇の書の影響は遂に私にさえ及びました。そして、それは……仮にでもパスが繋がっていた全にも影響を及ぼしました』
〈くっ……私にも影響が……〉
〈がっ……あ、ああっ……〉
〈全……?ど、どうして……まさか、全を主として仮にでも認めたことによりパスが繋がった……?〉
〈くっ、い、痛ぇ……あ、足が……〉
気絶していた筈の全も痛みにより意識が戻った。しかし、このままでは全までも先ほどのようになってしまう。
〈り、リイン。何とかお前だけでも書から切り離せないのか……?〉
〈無理です。むしろ私がいるから、くっ……この程度で済んでいる……〉
〈そ
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ