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音速伝説 エメラルド
音速伝説
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会うことだろうそしてティヴィル団がなくなるそのときまでは、お互いに凌ぎを削りあうのだ。
 
 
 そしてエメラルドは大会で優勝し、メガストーンをもらった。大会のすべてが終わり、アサヒが話しかけてくる。
 
「エメラルドさん、優勝おめでとうございます!まさか本当に優勝しちゃうなんて・・・」
「はっ、当たり前よ」
「でも四天王に勝つなんて・・・僕、最後の最後まではらはらしっぱなしでした」
「ああ、あれはな」
 
 エメラルドには、最後の一対一、相手がミミロップを出した時点で勝利が見えていた。何故なら。
 
「あいつのミミロップ、まだ膝を痛めてたんだよ。あの一回戦の時からな。もちろん四天王のエースだけあってなかなか強敵だったが・・・ま、エースと言えども過信は禁物ってこったな」
「なるほど・・・」
「じゃあ今まで世話になったな。お前も達者でな」
「いえ、こちらこそ。あ・・・最後にひとつだけいいですか?」
「なんだ、言ってみろ」
 
 エメラルドが促すと、アサヒは意を決したように聞いた。
 
「エメラルドさんはどうして、変化技や防御技を全く使わないんですか?」
「決まってんだろ」
 
 その言葉は、エメラルドのバトルを見た誰もが感じる疑問だ。それに対するエメラルドの答えは、そう決まっている。最後の言葉を残し、エメラルドはサイクリングロードを後にする。
 

「俺が攻撃をやめたら、今までの攻撃がすべて無駄になる」

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