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音速伝説 エメラルド
音速伝説
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。そしてついにネビリムがエメラルドを抜いた。
 
「にゃろう・・・」
「まだ終わりませんよ、今度はアクロバットです!そしてエテボースに持たせた飛行のジュエルの効果発動、飛行タイプの技の威力を増加させます。美しい宝石の輝きを見なさい!」
「泥爆弾だ!」
 
 ラグラージの攻撃を正にアクロバティックな動きでかわし、攻撃を叩き込むエテボース。特性、そして道具で強化された攻撃は本家飛行タイプのそれよりも強力でーーラグラージを戦闘不能にするのに十分な一撃だった。
 
 ルールによってトレーナーとポケモンは離れすぎてはいけないため、一旦止まってボールに戻すエメラルド。

「やりやがったな・・・いくぞ、ジュカイン!」
 
 ネビリムとの距離が大分離れてしまったので、急いで追いかけるエメラルド。幸い曲がり角ではこちらのほうが速い。時間はかかったが、追い付くことは出来た。そして。
 
「お返ししてやるぜ・・・ジュカイン、マックスパワーでソーラービームだ!」
 
 追い付くまでの時間で太陽光を溜めに溜めたジュカインがエテボースに、いやほぼコース全体にソーラービームを放つ。
 
「相変わらず規格外な子ですねっ・・・!」
 
 自転車から落ちないようにするので精一杯なネビリムをエメラルドが追い抜く。エテボースは一発で戦闘不能になった。
 
「出てきなさい、花嫁の如く美しきその姿!サーナイト!」
「やってやれジュカイン、もう一度溜めろ!」
「こっちもフルチャージです!」
 
 お互いにエネルギーを溜めながら自転車で爆走する。ジュカインが溜めるのは太陽、そしてサーナイトが溜めるのはーー
 
「さあいきますよ、ムーンフォース!」
「ぶちかませ、ソーラービーム!」
 
 月の光、太陽の光がお互いのポケモンを直撃する。トレーナー狙いではないため、全力の攻撃だった。結果は。
 
「戻れ、ジュカイン」
「・・・お疲れさまでした、サーナイト」
 
 全力をぶつけ合い、倒れる2匹。残りはお互いに1体だ。
 
「さあ、ケリをつけるぜバシャーモ!」
「頼みましたよ、ミミロップ!」
 
 ここからはほぼ一直線だ。自転車の速度は同じ。ならば。
 
「どうだ?ここまできたんだ、こっからはガチのポケモンバトルといこうぜ!」
「・・・仕方ありませんね!」
 
 自転車で走るのはやめない。だがお互いの妨害は考えず、純粋なポケモンバトルで決着をつけようと話す。
 
「いくぜ!メガシンカの力で炎を巻き上げ天へと登れ!」
「現れなさい、その強さは巨人を倒し、その可愛さは天使に勝る!」
「メガバシャーモ、ブレイズキック!」

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