コンフルエンス
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眠くなるでしょ? あれと同じだよ」
「はぁ……理屈はわかったけど、じゃあなんでマキナは呆れてるんだ?」
「未熟とはいえ、これでも治癒術師だ。不健康な生活をしてる奴が目の前にいれば呆れもするよ。……シャマル、ちょっと尋ねたいんだが、八神はちゃんと睡眠時間取ってる?」
「え? ええっと……それは……その……」
「言いよどむって事は、やっぱり取ってないんだね? 八神の奴、全然寝てないんだね?」
「……じ、実は4ヶ月前からはやてちゃんの睡眠時間は段々短くなっていって、最近では1日で1〜2時間ぐらいしか眠れないらしいし、仕事や調査などで徹夜とか夜勤も頻繁に……」
「道理でさっきの相談中、たまに八神の頭がアッパラパーになってたわけだよ。つぅか寝てないにも限度があるわ! 不眠症か! まだ十代なのにこんな生活習慣だと、遠からず過労死するよ!?」
はやてにあまり良い感情を持っていないマキナも、流石のコレには目も当てられなかった。ヴォルケンリッターも忠告や静止はしたのだが、はやての意思を優先した結果、このように限界ギリギリまで身体を酷使させてしまったという事だ。
「ノアトゥンで会った時から『あれ、コイツ地味に限界じゃね?』と内心感じてたけど、まさかそこまで眠ってないとは……睡眠時間削り過ぎだっての。なのはの時も思ったが、管理局は若手を食い潰して当然の体制なの? ブラックにも程があるよ……」
「ま、マキナちゃん……私の過労は自己責任だし、はやてちゃんがそうなったのも見方を変えれば私の撃墜が原因だから、あまり皆を責めないであげてくれるかな?」
「別に責める気もない。八神も八神だが、騎士も騎士ってだけの事さ。それよりなのは、ビーティーの使ってたベッドの上に布団乗せてくれる? 八神を寝かすから」
「ここに寝かすの? わかった、ちょっと待っててね」
すぐさま言われた通りになのはは布団の用意をしていく。ジャンゴとアギトも手伝ったおかげで、すぐに用意が整い、マキナは起こさないようにはやてをサイボーグ用のろ過装置を兼ねたベッドに寝かせた。掛布団をかけた後、マキナは静かに呟く。
「……癪だけど、あんたもサバタ様の心を受け継いでる。無理して倒れられたら、あの人に助けられた命を無駄にすることになる。そんな事になったら私、一生許さないから」
「マキナちゃん……あの……」
「シャマル達は八神の傍にいて、オメガソルは飲んだから一晩しっかり寝れば体力は完全に回復する。私はライマーの浄化に行くから、ジャンゴさん、おてんこさま、一緒に来てくれる?」
「もちろん構わないよ。じゃあちょっと行ってくるね」
「浄化しなければイモータルはいずれ復活してしまうからな。早めにしておくべきだろう」
という事でマキナとジャ
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