コンフルエンス
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私達が受けたものだから、しっかりやり遂げる義務がある。これでもPMCだからね、報酬のためにも反故にはしたくない」
「なるほどなぁ。誰に依頼されたのかは気になるけど、そこは重要やないから置いておこうか。せやけど……私らにも管理局員としての意地がある。少なくとも一人は局員を同行させてもらうで。それと私の分……」
「じゃあ……私が行くよ」
「フェイトが?」
「確かにフェイトちゃんならエナジーが使えるし、スカルズが相手でも不足は取らへんな。あとお願いやから私の分……」
「なのはが行くならアタシも一緒に……!」
「いや、ヴィータや騎士達に来られても意味が無い。ぶっちゃけあんたらエナジーが使えないし、ただでさえ多いのにこれ以上増えると人数過剰だし、外の監視が薄くなる。大人しく八神の傍にいてくれた方が助かるよ」
「クッ……! なんでだよ……なんでアタシ達はエナジーが使えないんだ……!」
「ヴィータ、その悔しさは私も経験があるからよくわかるで。まあ今回はマキナちゃんがおるし、中は任せとけば大丈夫や。それとも……先代主の娘は信じられへん?」
「その言い方は卑怯だよ、はやて……。ああもう、しゃあねぇ! 悔しいがマキナ、アタシの代わりに絶対なのはを守れよ!? もう目の前で大事な仲間がやられるのは見たくないんだからな!」
怒鳴りつけるように、しかし真摯に頼み込んだヴィータに、マキナは苦笑して「その依頼、受領しとくよ」と答えた。
「それとマキナちゃん、いい加減意地悪しないで私にもドリンク入れてや! そもそも皆が飲んでるドリンクも、私初めて見るけど何なん? 変なモノとか入ってたりせえへん?」
「そんな事はねぇぞ、はやて。飲んでみたらコレすっげぇ美味いぜ、でも市販品じゃねぇよな?」
「説明しよう、これは私が薬学の知識を基に開発した“アクアソル”というドリンクだ。大海原をイメージした清涼感た〜っぷりの爽やかなドリンクで、疲れた時でもゴクゴク飲める。しかも飲むだけで身体に溜まった疲労を取ったり、全身の緊張を適度にほぐす効果があるから、体力の回復には超うってつけ。美味くて回復に良い、最高のドリンクである!」
「宣伝か! まぁ要するに、地球にあるポピュラーなスポーツ向け飲料水みたいなドリンクって事なんやね。でもいくら美味くても飲み過ぎるとカロリーが……」
「しかもゼロカロリー」
「ゼロ……? 耳を疑うで!」
「この飲み応えでゼロカロリー! 耳を疑うのは飲んでからだ。他では替わりが利かなくなるぞ。そう。やがて世界中のスタイリッシュな男女がこいつを手放せなくなる時代が来る。憧れが憧れを生み、それはやがて全人類を巻き込む巨大な渦となるだろう!」
「そこまで言うんなら私にも飲ませてぇな! まさか私
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