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リリなのinボクらの太陽サーガ
コンフルエンス
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は何とも言えない気持ちになった。具体的には、「駄目だコイツ、早く何とかしないと……」という怒りを通り越して憐れみすら抱くほどであった。

その後、フェイトが落ち着くまで時間を置いてから、ジャンゴ達は改めて報告を再開。キャンプ・オメガでスカルフェイスと接敵し、XOFの所有していたL級次元航行艦とスカルズ生成装置の破壊に成功。しかしスカルフェイスはビーティーの妨害を受けながらもハリアー2で次元転移して逃げられてしまった。そして一時交戦した際にスカルフェイスの体内に特殊なナノマシンがあると知れた事は良いものの、ジャンゴでも攻撃が全く通らなかった事は管理局側の面子も渋面を浮かべた。

「あらゆる衝撃に対し一瞬で硬化するナノマシン……全自動防御と攻撃力増加は厄介だな」

「うむ、恐らく物理攻撃だけでなく魔法攻撃も含めて自動防御されるだろう。バインドや封印系の魔法をかけても体内の暗黒物質が自動的に分解するから、動きを止める戦術も難しい」

「それじゃあ誰にも動きは止められないし、いくらぶっ叩いても意味が無いって事かよ。チクショウ……効果自体は単純だからこそ面倒だぜ……」

「でも暗黒物質がエネルギーって事なら、それさえどうにかすれば勝ち目はあるんじゃないでしょうか?」

「太陽銃が使えればその防御も突破して暗黒物質を浄化出来たけど……もしかしてポー子爵はそれを読んでいたから、あの時太陽銃を狙ったのかもしれない。今になって太陽銃を壊された事がこんなに響くとは……」

「後手に回ってるのは皆自覚してる。むしろビーティーの妨害のおかげで時間が稼げたと思って、今はとにかく対策を考えるしかないよ」

「スカルフェイスを効果的に邪魔してるのが母さんの仇とは、ちょっと複雑な気分だよ。それにしても体内の暗黒物質をどうにかすればって話、前に同じような言葉を聞いたような……あ!」

「どしたん、フェイトちゃん? なんか思いついたんか?」

「マキナのあの薬だよ、アンデッド化を抑制する薬! あれを刺せば暗黒物質が基底状態になる、そうすればナノマシンにエネルギーを与えられなくなるんじゃないかな!?」

「お! 人間を救うための薬で髑髏を倒すとか、なかなか面白い因果やな!」

「フェイトのアイデアは良いと思うけど、アレ未完成だから確実に効果があるとは断言できないよ。それにさ、私が作った医薬品を武器にして欲しくない感情もある。だって元々人を救うために作ったのであって、敵を倒すために作ったんじゃないから……」

「あ……ごめん、マキナ。つい……」

「はぁ……別に謝る必要は無い。アンデッド・リニスの時とは違い、使わざるを得ない状況だって私もわかってるし。ただ、ダイナマイトが兵器扱いされたノーベル的な感じで、感情的には納得し難いだけって話。……何
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