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リリなのinボクらの太陽サーガ
コンフルエンス
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が、「それは仕方がないだろう」とアギトは心の中で冷静にツッコんだ。

「とりあえずマキナが持ってきた棺桶に入れっ放しのライマーの浄化は後で行うとして……なのは。あれを」

「うん。……フェイトちゃん、これを受け取って」

ジャンゴの合図を受け、なのはがプレシアの杖をフェイトの前に置く。母のデバイスを見間違えるはずもなく、彼女は眼を見開いて全身が冷たい感覚に飲み込まれ、続いておおよその事情を察してしまった。

「ごめんね……フェイトちゃん、プレシアさんは助けられなかった」

「…………」

「プレシアさんはアリシアちゃんを人質に取られ、更に人間爆弾にされていた。私達ではもう、どうしようもなかったの……」

「……………それじゃあ……母さんの遺体は爆破されたってこと……?」

「それは大丈夫、爆弾はビーティーが取り除いてる。だから、ここに連れて帰ってきたよ。ウルズの人にお願いしたら、ちゃんと埋葬してくれるってさ……」

「わかった……後で会いに行くよ。……それで、なのは。優しく誤魔化そうとしてるけど……お願い、正直に答えて。もしかして母さんを直接殺したのは…………ビーティー?」

「……………………うん」

「そう……。そっか……復讐、果たされちゃったんだ……」

母のデバイスを手に取り、フェイトの昏くなった目から喪失の涙が零れ落ちた。そのしずくは母の遺品を濡らし、とめどない悲しみを彼女の心に生み出した。

「わかっては、いたよ……。行方不明になったと聞いた時から……なんとなく、そうなるって予感はしたんだ……。予感は……してたんだ……。でも……やっぱり辛いよ……。辛い、よぉ……! う、うぅ……!!」

涙をこらえようと歯を噛みしめるフェイトだが、どうしても抑えられなかった。こらえきれなかった。サバタのおかげで再び優しくなってくれた母を今度は永遠に失った現実を受け入れようにも、彼女の心にはまだ時間が必要だった。そして家族を失った辛さは、ここにいる全員が理解できていた。

だからこそ、なのはは動いた。

「フェイトちゃんは……これからどうしたい?」

「ぐすっ……な、なのは……?」

「プレシアさんはね、『あなた達は十分立派になった、これからは自分達の足で歩きなさい』って言ってたよ。だからもう一度訊くね。フェイトちゃんは、これからどうしたいの?」

「これ、から……? これからって言われても……」

「厳しい事を言うから先に謝っておく、ごめん。……あのね、フェイトちゃん。今この瞬間もスカルフェイスの計画は着々と進んでる。哀しくて仕方がないのはよくわかる、だけど私達にいつまでも落ち込んでいられる余裕はないの。だから……」

「ううん……大丈夫。最後まで言わなくてもいいよ、私も……わかっ
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