431部分:第五十九話 盆地での戦いその六
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
それぞれ言ってみせた。
「それではだ。あらためてだ」
「スコーピオン達と戦おう」
「俺もそれでいい」
彼も遂に折れた形になった。そしてそのうえでミロに顔を向けて彼に対して問うのだった。
「スコーピオンよ、わかっていたのだな」
「小宇宙の動きを感じた」
だからこそわかったと答えるミロだった。
「それでだ。そしてセブンセンシズでもだ」
「ふむ。やはり黄金聖闘士ということか」
フォルスもまた彼のその言葉を聞いて述べた。
「我々の動きも把握できるということだな」
「九人か」
ミロは再び彼等に告げた。
「いいだろう。まとめて相手をしよう」
「言ってくれるものだ」
「我等九人全員を前にしてそう言えるとはな」
残る五人は山のところにいた。そこで先程までのフォルス達と同じ様にミロ達を見下ろしてそのうえで告げてきているのである。
「流石だと褒めておこう」
「とりあえずはな」
彼等もまたミロの実力は賞賛してみせた。
「だが。我等の力を侮らないことだ」
「それを見せてやろう」
「いいだろう」
ミロは今も彼等の言葉を悠然として受けていた。そのうえで言うのであった。
「それではだ。来るのだ」
「それならばだ」
「参ろう」
九人全員揃ったうえでだった。仕切りなおしの形を経てミロと対峙するのだった。今まさにミロと狂闘士達の戦いがはじまろうとしていた。
第五十九話 完
2009・10・8
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ