second contact
ep.020 動き出す歯車
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」
「彼らがどうやら最近動き出したようなんだ。」
「分かった。 明日には戻る。」
野口は桐崎の返事を聞くと、コーヒーを飲み干し、代金を払って店を出た。
『にしても野口のやつ、どうやってここを割り出し...。』
「あっ.....向子さんか。」
『さてと、あとは神薙くん、影縫くん、池野くんだけなんだが、池野くんは箱部さんと一緒にいるだろーし、箱部さんとは連絡が取れたから、あとは神薙くん、影縫くんか。』
すると、帰り道に不意に通り掛かったゲームセンターで1人の青年がハイスコアを叩き出して歓声を浴びていた。
もしかしてと思い、野口は近付いた。
「やっぱり影縫くんだね。」
「野口ッチじゃんお久ーん。」
「一応、情報や資金を集めるのが目的で一旦studentを解体したんだけど....どうなってるのかな?」
野口は微笑む。
その笑顔は多分、本心からは笑っていない。
「分かってるよ、俺ッチの仕事は資金集めだからな。」
影縫は野口にアタッシュケースを3つ渡した。
中にはびっしりと札束が入っている。
「いやーギャンブルみたいなのにハマっちまってさ、あまりにも勝ちまくっちまったから出入り禁止になっちまったもんでよ。」
影縫いわく、このアタッシュケースが数日後、本部に少なくとも100は来るらしい。
「そうかい、なら結構。 じゃあ.......。」
「objectだろ? ちゃんと本部に戻るから安心しなよ。」
野口は影縫の返事を聞いてアタッシュケースを3つとも回収して戻って行った。
『さぁ、これであとは神薙くんのみだね。』
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