暁 〜小説投稿サイト〜
SAO〜円卓の騎士達〜
第七十九話 準々決勝第三・四試合
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
〜アーサー side〜

準々決勝第三試合。
俺VSランだ。

実際ランがこの大会に出ると聞いたときは心配もしたが、予選ブロックの試合でその心配も要らなくなった。

絶対にアイツ本職は前衛だ。

ボス戦で後衛をやっていたのはただ単にパーティーのバランスを調整するためだろう。

つまりはランは前、後衛両方出来るオールラウンダータイプ、武器は片手剣だ。

実力は、以前のユウキ以上だな。

アーサー「油断は、出来るわけ無いな。」

頭を掻きながらそっと呟く。

一個下の世代にこれほどの強者が何人もいるとこんなに焦るものなんだな。

中学の時の先輩の気持ちがよーく分かった。

だが、世代交代にはまだ早い、早すぎる。
少なくとも後十五年は絶対にさせない。

・・・何の話をしてるんだ俺は。

まぁ、誰が相手だろうと全力で倒すだけだ。

変に意識すればそれが動きを悪くさせる。

無心だ。
それが一番。

出来るわけが無いけど。

アーサー「うっし、一丁気合い入れて行くか!」

コロシアムの中心部に立ち、ランと向かい合う。

アーサー「本当に意外だったぞ。」
ラン「これでも『スリーピング・ナイツ』の初代ギルドマスターですから。」
アーサー「あぁ。 そうだったな。」

お互いに剣を手に取り、構える。

5、4、3、2、1、0!

一気に飛び出し、いきなり『神隠し』で後ろに回る。
だが、ここで攻撃しても予測され避けられる。
なので、もう一度『神隠し』でランが振り向くと同時にまた背後に回る。

ラン「えっ、」
アーサー「隙あり!」

回し蹴りで蹴飛ばそうとするが、

ラン「くっ、、せい!」

ランが咄嗟にしゃがみ、さらに振り返りながら剣を振ってきた。

俺はそれを後ろに跳んで回避。

アーサー(本当に厄介だな。 ユウキとほぼ同等の天性のゲームセンスを持ちつつ、理論も踏まえて動いてくる。 ユウキの反応速度ほどは無いけど、それでも完全にトップクラスの物だ。 『ゾーン』覚えたら本当に抜かされかれない。)

俺の『ゾーン』と『覇気』はこのままではこれ以上は上に行けない。
ゲームで言うならば上限レベルに達した、ということだ。
だが、ゲームと同じように進化、もとい上位互版がある。
『ゾーン』の上の『無我の境地』
『覇気』の上の『闘気』

だが、それは師匠の話では本当に追い詰められ、本能が『死』を意識しないとダメらしい。

SAOも死と隣り合わせだったが、痛みが無かった分、本能は意識をしなかったのだろう。

だが、師匠はこうも言った。
この二つは俺達の世
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ