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メン・タンク・マッチ:MTM
初動編
MTM:初動編 第6話:「修練(きょうしつ)」Bパート
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質問に天桐はそう答えた。
「ハルナさんのことですか?」
「あぁ」
「え?まさか、アンタ。ハルナのこと好きなの?言っとくけどハルナは男は基本嫌いだよ。百合という意味じゃないけどね」
と今度はナツコが言ってきた。
「ちげーよ。そういうことじゃあねぇよ」
とツッコミを入れた天桐は
「その、あいつは、どうしてあんなに男を目の敵みたいにしてんだ?」
と本題を聞いた。すると3人は少しおどおどしてから
「えーと、ごめ。知らない」
「わたくしは、存じません」
「・・・(フンフン)」
と3人共は知らいないと回答した。天桐は3人を見て嘘ではないと思った。
「私たち、ハルナとは高校の時からの付き合いでさ」
「ハルナさんのあの男嫌いみたいなのはそれ以前から在ったらしいので」
「・・・知らない」
と天桐に教えた。
「そうか、知らないか。悪かった突然こんなこと聞いて。それじゃあ」
と天桐は少し残念に思いながら、帰ろうとした時だ。
「私が、話しましょうか?」
と横から誰かが話しかけてきた。
「え?」
天桐は横を振り向いて相手を確認すると
「岡野さん」
と言った。岡野、そのまま天桐の目の前まで寄って、
「聞きたいのは、ハルナさんの過去についてですね?」
ともう一度聞いた。
「あいつがなぜ、男嫌いなのか知ってるんですか?」
「えぇ」
「そうですか。では、お願いします」
と天桐は岡野にお願いをした。
「それには、彼女と私との出会いを話さなければいけません。少し長くなりますが?」
と岡野は聞いてきたのに対して、天桐は頷いて答えた。
「分かりました」
と岡野は少し歩き机の側にあったパイプ椅子に座り、
「私が彼女と出会ったのは、彼女が小学6年の時の春。そう私が、この戦車道教室を開いて間もない頃です」
ハルナについて語り始めた。
「その日の夕方、私は買い物をして帰る途中でした。その日なぜか私はいつもとは違うルートで帰ろうと思い、偶々近くの公園を通ったのです。すると、公園の中で一人の女の子が彼女は泣いていました。その子がハルナさんでした」
「え?」
「泣いてた?」
「・・・」
ナツコ、ミアキ、チフユは反応をした。
「はい。彼女は、ただ泣いていただけではありません。彼女は、服が土で汚れていて、彼女のランドセルからは教科書や筆記用具が外で散らばっていて、ビリビリに破られていたりしました。」
「それって」
天桐はそう言うと
「えぇ。実は、彼女。小学校の時から・・・いじめを受けていたんです。男子から」
と岡野は答えた。
「後から知ったのですが、彼女は小さい頃から真面目で元気いっぱいな子供でした。彼女は、いつも勉強や運動を精一杯頑張り、成績も優秀で人柄も良いことから回りから良く思われていました。無論、先生から褒められても
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