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メン・タンク・マッチ:MTM
初動編
MTM:初動編 第6話:「修練(きょうしつ)」Bパート
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第に
「「・・・」」
言葉が出てこなくなったのか沈黙へと変わった。
1分程が経ち、
「まさか、こんな事になるとはねぇ」
「ただの決闘だったらよかったろうけどな」
「罰ゲームつきで、負けたら言うことを聞くって」
「こちらは、とても不利ですからね」
と再び話始めた。
「はぁ」
天桐は溜息をついてから、立ち上がり
「ちょっと、トイレ行ってくる」
「あ、あぁ」
矢元は答えると、天桐はお手洗いの方へ向かった。
すると、加埜も
「よっと」
と立ち上がり、天桐に気づかれないように後を追った。
それから1分も経たずに加埜は戻ってきた。
「はぁ」
息を吐き座った加埜に、矢元が
「どうだった」
と聞いた。
「トイレでめっちゃ後悔してた。俺は、なんてこと言っちまったんだって」
「・・・そうか」
「まぁ、士良が原因なんだしね」
「そう、ですけど」
と4人は暗くなっていった。
「あとは6日か」
「こりゃ、明日からも練習しないと不味いな」
「そうだな」
「・・・はい」
それからしばらく4人はまた黙り始めた。
皆、何をすればいいか何をしないといけないのかを理解している。しかし、不安で仕方がないのだろう。あと6日で、自分たちより経験も実力も上の相手に挑み勝利をしないといけないのだから。
それから5分が経過した。
「・・・ただいま」
天桐がトイレから帰ってきた。すると加埜が、
「トイレ長かったな、士良」
と言うと早間が
「ちょ、加埜さん」
と止めに入るが
「え、あぁ。腹の調子がな・・・」
と天桐は然りげ無く答えた。それから5人でまた話し合い10分が経過し、
「それじゃあ。そういうことで明日な」
「あぁ」「おう」「うん」「はい」
5人はレジで会計を済ませて帰ろうと外に出た。
「ねぇ、士良。これから彼女たちについて調べることかない?もう少し調べて弱点とか見つけるよ」
「あぁ、それに少し気になることがあってな」
「気になること?よかったら調べようか?」
と早間は言うが
「いや、いい」
と天桐は早間に断り、
「俺が聞く」
そう答えた。


月曜日
学校の放課後
5時までに終わったHRの後、天桐は矢元、城ノ崎、早間と共にそのまま駅に向かって走った。
向かった駅では、すでに加埜が待っていた。彼らは、そこから電車に乗ってある所まで行った。
出発してから30分程、彼らはしばらく歩き目的地に着いた。それは岡野戦車道教室だ。
今日は、学校がある平日なのになぜ此処に居るのか。実は、昨日の夜、天桐は皆と話し合い放課後も練習をしないかと言った。無論、全員賛成してくれたので早速岡野さんに連絡を取り、今週の毎日だけ夜間の練習もさせてくれと言ったのだ。
岡野も最初は少し素人の天桐達のことも考えて不安で反
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