マブラヴ
1493話
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、予想通り目の周りには青痣があった。
「その、自分達の名前を知ってるようですが、一応自己紹介させて貰います。アメリカ陸軍、第65戦闘教導団インフィニティーズ所属の、レオン・クゼ少尉です」
「同じくシャロン・エイム少尉です」
「レオンにシャロンか。俺も自己紹介は必要か?」
「いえ、アクセル・アルマーという名前を知らない者はいませんから」
その言葉に、そうだろうなと頷き、グラタンとピザへと手を伸ばす。
どちらもシャドウミラーを通して輸入された食材で作られている料理だ。
栄養バランス的には色々と問題のありそうなメニューだが、幸いと言うべきか、俺の場合の食事は栄養じゃなくて味を楽しむものでしかない。
だからこそ、その気になれば毎食イチゴパフェとショートケーキなんて真似も、やろうと思えば出来る。……やらないけどな。
ともあれ、レオンとシャロンの2人は特に料理を持っていなかったので、手ぶらで俺の前に座っているだけだ。
「それで、何の用だ? ただ挨拶をしに来ただけか?」
「……いえ。アクセル代表が日本のXFJ計画に参加していると聞き、是非お話しを聞かせて貰いたいと思いまして」
「いや、それは別に俺に聞く必要はないんじゃないか? それこそブリッジス……は無理でも、ヴィンセント辺りに聞けばいいだろうし」
ブリッジスという名前を口にした瞬間、レオンが一瞬だが眉を顰める。
どうやら絶対にブリッジスとは仲良く出来ないらしいな。
シャロンの方は、苦笑に近い笑みを浮かべているが。
「それで、シャロンだったか? そっちの方は何をしに来たんだ? お前もXFJ計画についてか?」
「いえ、私はアクセル代表にお礼を言いたくて」
「……お礼?」
いやまぁ、確かに俺はこのマブラヴ世界にとって色々と感謝の言葉を言われるような事をしている。
だが、それでも誰か1人に直接そんな風に言われるとは……思えなかった。
「はい。実は以前アクセル代表がテロリストから助けてくれた者の中に、私の親戚がいまして」
「……悪い、誰の事かさっぱり分からない」
何と言っても、この世界は異様な程にテロリストが活発に動いている。
それだけに、多くのテロリストと戦ってきた以上、一々誰を助けたとかいうのは覚えていない。
まぁ、そんな風に助けた中にシャロンの親戚がいたのだろう。
どこのテロなのかは全く分からないが。
「そうですか。覚えていないのは残念ですけど、是非お礼を言いたいと思っていましたので、それだけで私は満足です」
「そうか。……で、XFJ計画の事だったな。何でそれを気にする? ブリッジスが参加しているからか?」
取りあえずシャロンの用件はそれで終わったと判断し、改めてレオンに尋ねる。
だが、てっき
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