第七十八話 第六回統一デュエルトーナメント大会
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スナ「そうだね。 それくらいしか戦うところ無かったもんね。」
キリト「無駄話もこのくらいにして、始めるか。」
アスナ「うん、本気で行くよ。」
俺はエリュシデータを、アスナはランベントライトを手に取り、構える。
デュエルのカウントがゼロになると、お互いに突っ込んだ。
アスナの高速で正確な突きを見極め、隙をついて攻撃を叩き込む、のが理想なのだが、まず隙が無い。
いや、横や後ろに回せば隙などいくらでもあるのだが、攻撃が止まらないので動けないのだ。
これが本来のアスナの対人戦だ。
相手が何か状況を打開できる動きをしない限り、この攻撃は延々と続く。
相手が力尽きるまで。
キリト「チッ、」
思わず舌打ちをして、『ゾーン』の方だけを出す。
そして『神隠し』でアスナの背後に回り、攻撃しようとするが。
アスナ「その攻撃、何回見てきたと思ってるの?」
キリト「なっ、」
アスナはそれを完全に予測し、攻撃を回避して見せた。
めっちゃ笑顔で。
アスナ「やあぁぁぁ!!」
笑顔を消したアスナの放った細剣ソードスキル《スタースプラッシュ》七連撃が俺の体を襲う。
その内五発を防ぐ。
残りの二発が右肩と左足に当たったが、HPが僅かに減っただけだった。
アスナ「私はキリト君達の使う『ゾーン』とか『覇気』は使えないけど、その戦いを一番近くで見てきたんだよ? 対処してない方がおかしいよ。」
キリト「それもそうか。」
アスナの言った事に納得する。
キリト「それなら、全力で行かないとな。」
『覇気』も解放し、さらに二本目の剣、ダークリパルサーを装備、手に取る。
アスナ「うん! やっぱりキリト君はそうでなくっちゃ!」
そう言ってアスナも構える。
最近何だかアスナが明るい。
ユウキに影響されてるのか?
まあ、何時も笑顔で居てくれるなら何でも良いけど。
それはさておき、今は試合に集中だ。
キリト「ハアァァァァ!!」
アスナ「セヤアァァァ!!」
アスナの細剣と俺の片手剣二本がぶつかり合う。
手数と威力は俺の方が断然に上だが、正確性と武器の相性ではアスナの方が上。
ステータスはビルドの差こそあれ、ほぼ互角。
何よりお互いがお互いの手口を知っている。
それなら、アスナの知らない技を使えば良い。
キリト「ッラアァァ!!」
二刀流秘奥義ソードスキル《天変地異》三十五連撃
二刀流の秘奥義ソードスキルであり、連撃数は全ユニークスキル、全ソードスキルを含めて最高を誇る。
復元したのは茅場で俺はそれをOSS伝承機能で貰っただけだが。
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