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魔法少女リリカルなのは innocent 〜海鳴に住む鬼〜
鬼、怒る
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男は俺の言葉に対して不適に笑ってみせた
「ハハハ……レアカード?ランキング?そんなもんどうでもいい!俺はなぁ……ただガキをなぶってストレス解消したいだけなんだよ!」
そうか……コイツはこのゲームを……端から自分の欲望を満たす為だけに使ってた訳か……
その言葉を聞いた時……俺の中で……何かが……"切れた"
「もういい……お前は……もう喋るな……」
「んだぁ?何言ってんだよ!ヒーロー気取りのクソ野郎が!」
「…………モードチェンジ」
俺の持っていた鉄球は次第に形を変えて、拳鍔……所謂メリケンサックになっていた。金棒や鉄球と同じで黒いメリケンサックに金色の棘が四本付いている
「……こい」
「なめやがって……スキルカード、フラッシュムーブ」
フラッシュムーブ……ライトニングタイプが使う基本的な移動スキル……動きは単調だが、俺の攻撃では遅くて当たらない
「オラオラ!そんなに黙らせたかったら実力でやってみせろよ!」
「…………スキルカード発動」
俺は一枚のスキルカードを使った。すると、俺の体から紅いオーラが溢れてきた
「くたばれ!」
男は俺に向けて砲撃のスキルを放った……俺はその砲撃を……
「フッ!!」
"殴って潰した"
「ふ……ふざけんなよ!なんだよ!それ!」
「スキルカード"鬼人化"。魔力を常時消費し続ける代わりに全てのステータスが上昇するスキルだ。本当はこれの上位版があるけど、そっちはまだ俺も使い慣れてないし……さて」
俺は男との距離を一瞬で詰め、男の顔を鷲掴みそのまま地面に叩きつけた
「それじゃ……ご要望通り黙らせてやるよ……」
「ま、待てよ。俺が悪かった、もうこんな事はしない。ブレイブデュエルからも姿を消すから……」
「お前がさっき襲ったあの子なぁ……」
「へ?」
「お使い頼まれて家に来るとき何時も俺に言うんだよ……今日はどんな人と戦ったとか……どんなカードを手に入れたとか何時も何時も……楽しそうにさ……」
「ヒィ!」
俺が今、どんな表情をしているのかは分からない。そもそも面を付けているので表情など分かるはずもないが……この男の顔は俺を見て恐怖しているように見えた
「色々手遅れなんだよ……てめぇらは……スキルカード」
俺の拳に魔力が集束されていく
「ま、待ってくれ!やめ……」
「破砕拳!」
魔力を集束した一撃が男の腹に直撃する。かなりの威力があったのか、俺を中心に3M程の深さのクレーターが出来ている
「運営には今から連絡する。それまでそこで大人しく寝てろ……」
返事はない、どうやら気絶したようだ
「しっかし……ちょっとやり過ぎたかね……」
昔から
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