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魔法少女リリカルなのは innocent 〜海鳴に住む鬼〜
鬼、怒る
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スキルカードを取り出し、高速で住宅街の奥へと飛んでいった。取り巻きの二人も一緒だ
「チッ!面倒な……」
「おぉと!待てよ!」
「まずは俺達が相手になってやるよ……」
残った取り巻き二人が幹太の行く手を阻む、この時……幹太は現在の状況を分析していた
(相手は5人……さっきのリーダー格らしき男はRランクのライトニングタイプ……それ以外は全員N+、目の前の二人は剣と槍のフェンサータイプ、一緒に飛んでいった二人は杖持ちのエクスキューショナーとボウガン持ちのアーチャータイプ……二人がかりで勝てると思っているあたり、自分より上のランクの相手と戦った事がないのだろうな……)
「しねぇ!」
「おらぁ!」
男二人が襲い掛かってきた、幹太は後退しながら攻撃をかわす
「どうした!威勢がいいのは口だけか!」
男達は攻撃をし続けるが途中である違和感に気付いた。先程から攻撃しているのに攻撃は当たるどころか掠りもしない
「はぁ……はぁ……何でだ!何で当たらねぇ!」
「クソ!」
攻撃が当たらないことに煮えを切らした男達が声を上げる。すると幹太か男達に向けて指をさした
「まず一つ……剣のお前」
「あぁ?」
「振ってから戻すまでの動作が遅い、それじゃ相手に避ける余裕を与えるだけだ。次に……槍のお前」
「はぁ?」
「槍は刺すだけではなく、薙ぎ払う攻撃も出来る。定点攻撃は予測されやすい、あれじゃ避けられて当然だ」
幹太は男達の欠点をつらつらと言って見せた
「う、うるせぇ!」
男の一人が幹太に向けて剣を降り下ろした、幹太はそれを少し横にずれることで回避した
「て、てめぇ……!!」
男は降り下ろした剣を戻そうとしたが、その剣は幹太の足で押さえられていた
「だから……戻すのが遅ぇって、言ってんだよ!」
幹太は金棒を振り上げ、男の顎に直撃させた。男はそのまま数M先まで飛んでいった
「ふ……ふざけやがって!」
もう一人の男が槍を持って特攻してきた、幹太は男の持っている槍の持ち手を正面から掴んだ
「予測されやすいっつったろぅがド阿呆」
幹太はそのまま金棒を降り下ろし、男の頭部を叩きつけた。男はあまりの勢いのせいか、頭だけが地面に埋まってしまった
「さーて……追うか……」
幹太は先程逃げたリーダー格の男の反応を追って空を飛んでいた。現在の位置は住宅街の中でも特に家が密集しており、道はまるで迷路のようだ。反応が近くにあるものの空からは確認出来ない為、一度地上に降りることにした
「引っ掛かったなバカめ!」
「喰らえ!」
地上に降りると家の中から取り巻きの二人が飛び出し、俺に向けて魔力弾を撃ってきた。かなりの数が撃
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