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魔法少女リリカルなのは innocent 〜海鳴に住む鬼〜
鬼、怒る
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カートリッジを使い、過去の対戦記録を見る……
「一番最後の記録は……あった」
コイツか……
「ありがとう……今日はもう遅いから早く家に帰りなさい……」
そう言って俺はその子にべっこう飴を渡した
「お兄さん……ありがとう……」
男の子はとぼとぼと帰っていった
「………………さて」
俺は現在……対戦相手を募集しているプレーヤーの中にさっきデータカートリッジで見たプレーヤーがいないか探した……
「いた…………」
そのプレーヤーを見つけた時、俺の中で何かがフツフツと沸き上がっていた
〜住宅街ステージ 夜〜
ここは住宅街ステージ、沢山の民家が集まったこのステージは街と違い背の高い建物は無く、小路地などが多いのが特徴である
「いや〜にしても、さっきのガキはいいカモでしたね〜」
「ほんとほんと、あんな弱っちぃガキ倒したらレアカードとかついてるわ〜」
「まぁそれも全部、いいカモを見つける俺の才能のお陰よ!」
住宅街の中で最も大きな家の庭先でガラの悪い高校生位の男達が5人、たむろしていた
「あん?んだあれ?」
男の一人が向かいの家の屋根に誰かが立っているのを見つける
「……鬼?」
そこには金棒を手に持ち、灰色の着物に黒い鬼の面を身に付けた男……菓 幹太が立っていた。幹太が屋根から男達のいる庭先へと跳び移った
「あぁん?誰だてめぇ?」
「お前らか?ここ最近、弱い子供のプレーヤーばかりを狙う集団ってのは?」
「うるせぇ!質問してんのはコッチ「待て」……はい」
5人の中のリーダー格らしき男が前に出てくる
「仮に俺達がそうだったとして……どうする?」
「これ以上の迷惑行為はやめろ、さもないと運営が黙ってないぞ……」
その言葉にリーダー格の男はゲスな笑みを浮かべながら答えた
「馬鹿かぁ?なんで俺らが弱いガキを狙ってると思う?言い返せないからさ……あの位のガキはいいぜぇ〜ちょーっと怖い想いさせて脅せばだんまりだ!大人たちは気付きもしねぇ!」
男達の笑い声が住宅街に響き渡る……
「…………下の下だな……」
「あん?」
「ウチの二人みたく、話せば少しは更正の余地があるかもと思ったが……」
幹太は金棒を男達の方へと向けた
「運営に叩き出す前に、俺がその腐りに腐った性根……叩き直してやるよ」
「はぁ?お前この状況分かってんのか?5対1だぞ?」
「別に……言い返せないような子供ばかり狙う。三流通り越して五流の奴が幾らいたって変わらねぇよ」
今の発言にリーダー格の男が反応する
「上等だ……相手になってやるよ……ただし……俺に追い付けたらなぁ!」
男は
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