第26話 母娘の再会
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ルビアに引き起こされたロビンは、困惑しながらも手で引かれるまま森の方へ走っていった。そして走っている途中に、後ろを何度も振り返って気にしながら走っているオルビアの顔を目にしながら、ロビンは一生懸命に走った。
***
森の中に入ってしばらく進んでから、ようやく二人は立ち止まって、荒くなっていた息を整えた。ようやく落ち着いた頃になっても、ロビンはオルビアの顔をじっと見つめるだけで、何も言えなかった。
自分の顔をジッと見つめているだけのロビンに気づいたオルビアは、自分の娘に向かい合う為に地面に座り込んで同じ目線の高さにしてから、その一言を言った。
「ごめんなさい」
言い訳も何も一切せずに、オルビアはその一言に万感の思いを込めて放った。
それを聞いたロビンの心のなかには、数ヶ月前に起こった出来事の、オハラで無理やり引き離され、捨てられたという苦しみや悲しみ、そして恨みに近い感情が心の中にはあったけれど、それ以上に再び出会えた喜びが大きかった。
「ごめんなさい、ロビン。今度は、絶対に離さない」
「うっ、うっっっ!」
その言葉を聞いて、ロビンの心がざわついて制御できなるなり、そのまま泣き出してしまった。何も言わず泣いたまま抱きついてきた娘を、オルビアも無言のまま後悔と謝罪の気持ちを込めて抱き返していた。
母娘が再会を果たして、しばらくの時間が経った頃。
「ロビンちゃんと再会できて、本当によかったですオルビア」
「っ!?」
「えぇ、何とか無事に助けることが出来たわ。ありがとう、妙高」
急に現れた、ロビンにとっては見知らぬ大人の女性、妙高の登場にロビンは飛び上がるように驚いて、オルビアに抱き着くのを止めた。
オルビアは立ち上がってからロビンの頭を撫でつつ、妙高と向き合った。
そして撫でられているロビンは、自分の母親から初めて頭を撫でられるという体験を感じながら、オルビアの着ているコートにしがみついて、妙高の視線から隠れてた。
妙高は、そのロビンの様子を微笑ましく思いながら、安心して落ち着くのはまだ早いと気を引き締め直して、オルビアと会話を続けた。
「黒服達は、何とか全員気絶させることが出来て逃げてきましたが、他に彼らの仲間が追って来るかもしれません。町の人達もロビンちゃんを狙って、後を追ってくる事も考えられます。すぐに、この島から脱出して離れましょう」
「分かったわ。急いで海へ出ましょう」
妙高にとって先程の黒服レベルの敵の強さでは脅威でなかったけれど、数で攻められたら面倒だし、ロビンという子供を守っての戦いになるのは避けたいと、すぐに島から出ていくことを提案し、オルビアも同意した。
「ロビン、今の私が住んでいる島に、一緒に来てくれ
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