019話
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!」
迫りくるウボォーギン、腕へと念を込め続けるシャネル。振りかぶる拳、そしてそれがシャネルに炸裂しようとした時、腕が通常よりも二回りほど大きく膨張した。
「5っ!!!5連釘パンチィィイイイイ!!!!」
「超破壊拳ォォォォ!!!」
互いの全力の拳がぶつかり合った、瞬間的に周囲を襲ったのは互いのパンチ力で発生した衝撃波。爆風、周囲の砂塵と岩を一気に弾き飛ばす衝撃波、その後に襲ってくるのは
「ぐっ……があああああっっ……!!」
シャネルの悲鳴にも近い痛みを耐える絶叫。念を集中させていた右腕でさえウボォーギンの全力の一撃に悲鳴を上げている。筋肉断裂、骨は罅割れていている。右腕を抑えつつも前を見ると同じく腕が痙攣しているのか抑えつつも立ち続けているウボォーの姿があった。
「俺の方が、勝っていたようだな……シャネルゥ!!」
「ああ…一撃、だとな!!!」
「何……(ビキィ!!!)あっ!?(ビギィ、ビギィ!!)がぁあっこりゃ一体!!?」
何を言っていると言おうとした時に走った衝撃と痛み、先ほどぶつけ合った右腕に強い痛みが走っている。
「2、3…!!釘パンチ……パンチの前に念弾を作り出し腕の中に込めてパンチと同時に打ち込む技」
「念弾を、中にだとぉ!!?」
「仕込む際はいてぇけどその分威力は抜群……!!そして、数が多ければ多いほど念弾は相手の体内で爆ぜて奥へと突き刺さっていく!!」
「それでかっ!!!(ビギィ!!)がぁあああ!!!」
これがシャネルの必殺技、釘パンチ。腕に込めた念弾を釘を打ちつけるように同時に打ちつけて放つことで、威力が奥まで浸透し内部から相手を破壊する必殺技。現在では5連しか出来ていないが鍛錬を積めば一発一発の威力も更に上がり、連弾も可能になる筈……!!
「5……吹き飛びなウボォオ!!!」
「(ビギィィン!!)がああああ!!」
最後の念弾が炸裂しウボォーギンは岩壁に突き刺さるように吹き飛ばされた、凄まじい威力。自分の超破壊拳と遜色の無い威力に驚きつつ地面に没する。
「くそ……右腕が、全然言う事聞かねえ……!!」
「ったくこっちもだ、身体がこんなに重くなったのは何時以来だ……!!」
「ッ!?」
顔を上げてみるとそこには大量の血を吐き、身体をふら付かせてはいるが立ち上がっているウボォーギンの姿があった。自分の全力の一撃を食らってまだ立てるというのかこの男は……!?だがウボォーギンは携帯のようなものを取り出し何かを確認すると、舌打ちをしてそのまま歩き始めた。
「おい、てめぇ……どこに行くつもりだぁ……!?」
「団長からの呼び出しだ……ったく楽しい時間だったのによぉ……だが逆らう訳にもいかねえ、元々この時間までには終わ
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