第2章:異分子の排除
閑話3「日常とチヴィット」
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は取れるようになっている。簡単な事なら手伝ってくれたりもするので、それなりに売れるだろう。
「....ふむ。」
「...何も企んでないからな?元々ユーリちゃんのためだし。」
「そうか。なら、問題ないな。」
...俺、そんなに信用ないかね?...束と同列だから仕方ないか。
【いいなー。】
「時間を掛ければ同じようにできるが...今すぐは無理だな...。」
【...うー...。】
白がどこか拗ねたように呟く。
シュテルたちはAIで、白はISコアの人格だからな。勝手が違う。
「だが、俺たちと同じように学習するのはいいだろう?」
「....一応はな。そうでなければ成長しないならな。」
せっかく成長させる機会なのに、学習する事さえも禁じられたらひどいからな。
「...わかっていると思うが、カンニングなどはするなよ?...尤も、お前ならその必要はないだろうが。」
「分かってるって。」
カンニングって...。まぁ、できない事もないけどさ。
「...っと、時間に余裕がなくなってきたな。」
「そうだな。私も教師としての用事がある。ではな。」
そこで時間が八時前になっているのに気づく。
SHRまではまだ余裕があるが、用意は早く済ませておくべきだろう。
「そうは言っても桜さん。...あれ...。」
「...わぁお。」
見れば、人だかりのような状態になっていた。もちろん、中心にはチヴィット達。
ユーリちゃんはその周りで何とかして割り込もうとうろうろしていた。
「ありゃ、一筋縄では助けれないな...。」
「私も諦めるかなー...あれは。」
マドカちゃんも呆れるようにそう呟く。
「うーむ...シュテルたちも自力で抜け出せそうにないな...。」
「助けがあれば何とかなりそうですけどね...。」
助け...あ、そうだ。
「白、行けるか?」
【...うーん...多分?】
白に尋ねると、曖昧だが大丈夫だと返事する。
「よし...行け!」
【捕まったら助けてね!】
白が飛んでいき、人混みの中へと入っていく。
【捕まって!】
そんな声が聞こえ、しばらくして....。
「ぷはっ!助かったー!」
「っ....っ...。」
「正直死ぬかと思ったぞ...。」
上に抜けた白にぶら下がるように、シュテルたちが出てきた。
...シュテルが随分グロッキーになってるんだが...。
「あー!逃げられた!」
「待ってー!」
「ひゃぁああああ!?もう捕まりたくないよー!!」
レヴィもなかなかに怯えてるな。助け船を出すか。
「よ
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